極楽とんぼ・加藤浩次が30日深夜、レギュラーを務めるMBSラジオ『アッパレやってまーす！～土曜日です～』に出演。長髪を続けていることで、テレビ局の地下駐車場で警備員にふかわりょうに間違えられたと明かした。

　冒頭で加藤が「ちょっと、とんでもないことが起きてね」と切り出した。相方・山本圭壱が「また？」と声を上げる中、加藤は「テレビ局に入るときに（車を）地下駐車場に停めます？皆さん」と共演陣に聞き、肯定された。通常は「○○の番組の加藤です」と名乗り、あらかじめ番組ごとに駐車スペースは取られていると説明。加藤は「この間、局の地下駐車場に行ったんですよ、特番（収録）でね」といい、すれ違った警備員が「ああ、どうも。あれ？」と困惑する様子になったという。すぐに警備員が複数集まって話し始め、5分ぐらい続いたとした。その後、「すいません。きょう、ちょっと（名前が）入ってないんですけど」と言われた加藤が、「いやいや、特番で入ってますよ、僕」と反論。警備員は「いや、ふかわさん、入ってないんですよ」と真剣に返してきたという。

　笑いが起きる中、加藤は「まいったぜ。これは事件だぜ」と発言し、「これマジな話よ。ネタじゃないからね。マネジャーも知ってるし、マネジャー、ゲラゲラ笑って。『加藤さん、ふかわさんと間違われてますよ』って」とまくしたてた。山本は「私もメガネかけたら加藤浩次なんですけど、メガネを上にあげたら、ふかわさんっぽい。髪型がね」と納得。河合郁人も「昔のふかわりょうさんじゃなくて、今のふかわりょうさん」といい、令和ロマン・松井ケムリは「そりゃ、間違えちゃいますよ」と続いた。加藤は「僕にしてみたら、とうとう来たか。とうとう来たって言う感覚ですよ。ここまで来たという感じもありますし。『いつかあるだろう』とは思ってたんだけど、何となく、いじられたりする分にはあるだろうとは予想はついてたけど。警備の方にガチで」とシチュエーションは予想外だったとした。

　河合は「警備の方々もびっくりしたでしょうね。『あっ、特番にふかわさん来た』って」と話し、＝LOVE・大谷映美里は「面白過ぎる」と口にした。加藤は「『ふかわりょう』っていうのはないわけだよ、名前が。『あれ？』みたいな。『お前、聞いてるか?』みたいに（警備員が）集まって来たってことだよ。まいったぜ、これ」とぼやいた。山本から名乗らなかったのかと指摘されると、加藤は「当然、加藤ですってわかってると思ってたのよ。しょっちゅう行ってるとこだし」と“顔パス”と確信していた分、ショックだった。その場はマネジャーが「あっ、加藤です」と名乗り、「すいませ～ん」と謝罪され「あっ、大丈夫、大丈夫」と返して解決したという。

「ここまで来た。（髪を）どうすればいいのかってこと」と迷いを明かした加藤。山本は「あなたがどうしたいか」といい、「このままふかわさんより長くして、（トム・ブラウン）布川ぐらいまで頑張るか」と助言。加藤は「今回のことを機に（金八先生時代の）武田鉄矢さんに間違われたら、オレ切ろうと思ってる」と条件を設定して笑わせた。「それだったら切るって決めてるんだけど、どうしたらいいのかな。伸ばすしかないのかな」と言う加藤に対し、河合は「もうそこまで来たら伸ばして欲しいです」と希望。山本も「夏場、ここまで伸ばしたわけですから、冬に切る手はないでしょう」と1択とすると、加藤は「お前が（髪が）ない分、オレは伸ばさないとな。お前が伸ばしてくれれば、オレも切れるんだけど」とコンビバランスを考えているとジョークを飛ばした。

　池田裕子は「人は見た目が9割って言うじゃないですか。その見た目の中でも髪形が占める印象の割合って7割って聞いたことあって。顔しか見ないじゃないですか、最初。その中で印象の割合を占めるのは髪形が7割って『それ本当だったんだ』って、いま思いました」と話した。山本が「加藤浩次イコールロン毛と言うのが、警備員さんの中では全然なかったわけだから」と言うと、加藤は「ないんだよ。ふかわ君はあるけどね」と認めると、「葉加瀬太郎、山下達郎、ダイアモンド☆ユカイ……。やっぱり髪が浮かぶよね、顔含めて。そうなると7割っていうのは当たってるかもね。7割なら、それが定着してないから、誰かに当てはめてしまう」とした。大谷は「今のうちにどっかに個性を作っといた方がいいですよ。前髪をぱっつんにするとか」とアドバイスし、加藤は「オレが前髪ぱっつん？」と叫んだ。

　長髪の加藤について、河合が友人から印象が優しくなったと言われたといい、大谷も「丸く見える」とコメント。一方、山本は「オレは切った方がいい側かな」とし、「奥さん（西野未姫）が『加藤さん、何であんな伸ばし方してるの？　切った方が良くない？』って言ってくるから、『オレはもしかしたら、何か大きな仕事のために伸ばしてる可能性がある』って言ってる」と告白。「何もない」と言う加藤に対し、映画の役作りなどを疑う声が飛んだ。加藤は「あるんだったら、『作品名は言えないけど、あるんだ』って言ってますよ」と断言。世の中の切った方がいいという流れに乗るのは嫌という加藤に、山本は「気が済むまで伸ばして、切るときはオレと一緒に（丸刈りに）しようぜ」と呼びかけ。丸刈りコンビに興味を示した加藤は、長髪時に不祥事を起こし断髪した姿を思い描き「破壊力あるな」と発言。「（今後しばらく）みうらじゅんさん狙いでいってみようか」と長髪継続方針を示し笑わせた。