音楽イベントのa-nation2025最終日が31日、東京・味の素スタジアムで開催された。全16組のアーティストが出演し、6人組・GENERATIONSのステージにはお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、サプライズで登場した。2002年に始まった同イベントは、コロナ禍をへて昨年9月1日、4年ぶり（有観客では5年ぶり）に開催。今年は前日30日を含め、2日連続の開催で「夏恒例のa-nation」を取り戻した。

　突き刺す日差し、うだる暑さの中でのサプライズだった。a-nation7回目出演のGENERATIONSが最新曲『Summer Vacation』を披露した後、唐突にジャージ姿の岡村が登場した。EXILEの『Choo Choo TRAIN』が流れ、列の先頭に立って踊り始めたところでボーカルの片寄涼太が「岡村さん、何やっているんですか」とツッコミ。岡村は「何で止めちゃってるんすか」と返しつつ、観客に向かって「皆さん、元気ですか！　オカレーションズです」とアピールした。

　そして、メンバーとのやり取りの後に「チュウチュウ、やっちゃっていいですか」と観客に問いかけ、同意の拍手をもらうと「チュウチュウ岡村トレイン！」と言って、再び先頭に立って踊り始めた。

　そこからはやりたい放題。ビートたけしの「コマネチ」、志村けんさんの「変なおじさん」の振りを入れ、メンバーにもそれを踊らせた。そして、最後にパフォーマーの小森隼にお姫様抱っこをしてもらうオチをつけた。

　このパフォーマンスに観客は大笑い。曲が終わると岡村は「楽しかったです。いい思い出になりました」と言い、「ぜひ、10月8日の『ナイナイミュージック』を見てください。何が起きていたかが分かりますので」とPRした。

　岡村の言葉通り、これはナインティナインがMCのフジテレビ系『週刊ナイナイミュージック』（水曜午後11時）とGENERATIONSとのコラボ企画。かつてフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ！』で繰り返していたEXILEとのコラボ・オカザイルをオマージュしたものだった。

　実は12歳の時、小森はオカザイルのバックで踊ったキッズダンサーだったといい、ステージ上で「お母さん、見てる？　18年越しで夢がかなったよ」と歓喜していた。