世界で活動のXG、a-nation初出演&初スタジアムで大とり「テンション、上がっちゃいました」
音楽イベント「a-nation2025」初日が30日、東京・味の素スタジアムで開催された。全16組のアーティストが登場し、約4万人を動員。グローバルで活動する7人組ヒップホップ/R&BガールズグループのXG(エックスジー)が、初出演にして大トリを飾った。2002年に始まった同イベントは、コロナ禍をへて昨年9月1日、4年ぶり(有観客では5年ぶり)に開催。今年は明日31日も含めて2日連続の開催で、「夏恒例のa-nation」を取り戻した様相だ。

a-nation2025初日
音楽イベント「a-nation2025」初日が30日、東京・味の素スタジアムで開催された。全16組のアーティストが登場し、約4万人を動員。グローバルで活動する7人組ヒップホップ/R&BガールズグループのXG(エックスジー)が、初出演にして大トリを飾った。2002年に始まった同イベントは、コロナ禍をへて昨年9月1日、4年ぶり(有観客では5年ぶり)に開催。今年は明日31日も含めて2日連続の開催で、「夏恒例のa-nation」を取り戻した様相だ。
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午後7時45分、日中の蒸し暑さが残る中でXGの7人(HARVEY、HINATA、JURIA、JURIN、CHISA、COCONA、MAYA)が、横並びで登場した。1曲目『TGIF』ではキュートかつ妖艶なダンスを披露し、昨年、リリース1週間で世界13か国のチャートでランクインした『SOMETHING AIN’T RIGHT』へと続けた。
その後、メンバー一人ひとりがあいさつ。CHISAは「みなさん、楽しんでいきましょう」と呼びかけ、COCONAは「今日は炎天下の中、お越しいただきありがとうございます」と長時間ステージを見続ける観客を気遣った。
7人は、2017年から5年間かけた育成プロジェクトで結成された日本人グループで、22年3月18日にシングル曲『Tippy Toes』でデビュー。身につけた語学力も生かし、すぐに世界へ飛び出して「全曲歌詞は英語」での活動を始めた。2枚目ミニアルバム『AWE』(24年11月8日リリース)は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”に初のランクイン。日本人ガールズグループとしては、19年にBABYMETALがリリースした『METAL GALAXY』以来の快挙となった。
その勢いは今年に加速し、4月に米国で開催された世界最大級の野外音楽フェス『コーチェラ2025』への出演も果たした。初めて展開したワールドツアーでは、韓国、台湾、フィリピン、タイ、マレーシア、中国、米国、英国、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、オーストラリアなどを渡り、各地で観客を魅了。5月14日には、ファイナル公演でグループにとって最大規模・5万人動員の東京ドーム公演にたどり着いた。
同公演から3か月が過ぎ、再び日本に凱旋した7人にとっては初めてのスタジアムでのステージ。その喜びも口にしながら、約1時間に渡って、伸び伸びとしたパフォーマンスを展開した。歌唱、ダンス、ラップで他のアーティスト目当てだった観客もひきつけた。
そして、大トリのこの時間まで待ったALPHAZ(アルファーズ=XGファンの総称)は、「狼の群れのリーダー」を意味する名の通り、「ウォ~、ウォ~」とオオカミの遠吠えで歓喜を表現した。
終盤、7人は広い会場をトロッコで回り、ステージに戻った資生堂「アネッサ」のCMソングになった『IS THIS LOVE』を歌い、踊った。メンバーは「こんなすてきな宇宙空間を用意していただき、ありがとうございます」「すごくテンションが上がっちゃいました」などと感謝の表現した。
ラストは『SHOOTING STAR』を歌い、踊った。2年前、世界的なアーティストに成長しようと努力し、願う思いを込められた楽曲。確実にそこへと近づいている7人はこの日、大きなインパクトを残してa-nation2025の初日を締めくくった。
