高橋大輔 「氷艶ロス」を告白…”有終”の全日本選手権 アイスダンス転向への決意語る

フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(33)が6日、自身が主演を務めるアイスショー「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」のトークショー&先行上映会に登壇。座長を務めた氷艶への情熱やアイスダンス転向への思い、スケート人生への決意をたっぷり語った。

アイスショーで座長を務める高橋大輔が意気込みを語った
アイスショーで座長を務める高橋大輔が意気込みを語った

アイスショー「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」 年末に全国映画館でディレイ・ビューイング展開

 フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(33)が6日、自身が主演を務めるアイスショー「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」のトークショー&先行上映会に登壇。座長を務めた氷艶への情熱やアイスダンス転向への思い、スケート人生への決意をたっぷり語った。

 氷艶は、スポーツと日本文化を融合したストーリー仕立てのアイスショー。今年7月に横浜アリーナで上演された本作は、世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を幻想的に演じ、3日間で4万5000人の観客を動員した。宮本亜門が演出を務め、荒川静香や織田信成、ユリア・リプニツカヤら豪華メンバーが出演している。今回、12月29日、30日、31日の3日間に渡って全国の映画館でディレイ・ビューイングが実施されることが決まった。

 高橋はまず、11月上旬に出場を予定していた西日本選手権を左足首負傷のため欠場したことに触れ、「状態としてはゆっくり休んで、いま回復に向かっている」と報告。12月に予定され、シングルとして臨むのは最後の全日本選手権に向け、「休んだら治るので、大事を取って、全日本に向けて精いっぱいやりたいと思って休ませてもらいました。これから練習してきっちり全日本に向けて仕上げていきます」と話した。司会から“有終の美”への思いについて聞かれると、「有終の美を飾れるかどうかわかりませんけど、精いっぱい頑張りたいと思います」と答えた。

(C)氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-
(C)氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-

 今回、主役の光源氏を演じた高橋。「映画館の大迫力で見てもらえる機会をうれしく思います」と笑顔をみせた。座長を務めた経験については「いろいろなジャンルの方々とのコラボレーション。誰かが引っ張るではなく、みんなで士気を高め合っていき、みんなで作り上げていく感覚でした。成功かどうかのプレッシャーはありましたが、座長としてのプレッシャーはなかったです。(公演が)終わったあとは『氷艶ロス』みたいになった。夜な夜なほぼ1週間ぐらいは見続けていた。楽しかったなあと想いながら」と振り返った。

 来年1月からのアイスダンス転向を表明している。村元哉中(26)とカップルを組んで、新たな道を歩むことになる。2022年北京五輪について、「不可能に近いぐらいのところなんです。でも、そこをお互いのひとつの目標にして頑張っていこうかという話をしています。本当に大変なことかと思っていますが、そこを目指してやっていきたいです」と前を見据えた。

「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」ディレイ・ビューイングは、12月29日(日)、30日(月)、31日(火)に全国の映画館で開催される。

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