お笑いコンビ・令和ロマンが23日、都内の国立代々木競技場 第一体育館で開催されたTBS系朝の生番組『ラヴィット！』の音楽イベント『ラヴィット！ロック2025』に出演。松井ケムリの相方・高比良くるまへの思いが明かされる場面があった。

　令和ロマンは、同番組に木曜隔週レギュラーとして出演中。番組レギュラーメンバーと豪華アーティストが共演した『ラヴィット！ロック』では、見取り図、アルコ＆ピース、ロングコートダディ、すゑひろがりずとのヒップホップユニット・赤坂サイファーで『Love it Wednesday（2025 VER.）』を披露し、イベントを盛り上げた。

　出演芸人が全員参加した特別ユニット・ラヴィットキッドは、ビートたけしの名曲『浅草キッド』をカバー。歌唱前、下積み時代の苦労、相方への思いを歌った同曲にちなんで、各メンバーが相方について語るVTRが上映された。

　くるまは、2月にオンラインカジノ賭博に関与していたとの報道を認め謝罪して芸能活動を自粛。4月28日にコンビの公式YouTubeで活動再開と同時に吉本興業とのマネジメント契約終了を発表した。その後、5月22日に『ラヴィット！』で地上波復帰を果たした。

　ケムリはVTR内で一連の騒動を経て、「くるまが吉本辞めて、より色濃く相方だなと思うようになりました」と言及。「やっぱり僕は漫才がすごく好きで、特に彼とする漫才が好きなんです。それを絶対に続けたかった」と思いを明かし、「くるまという相方を一瞬失いかけて、そこで側にいる人の大切さに気付いた。絶対みなさんも気づいていない側にいる大切な人がいると思います」とオーディエンスにメッセージを送った。

　VTRが終わると、ステージ上にレギュラー芸人51人が白のジャケットに身を包んで集合。歌い出しをくるまが担当すると、ケムリも心を込めて熱唱し、2人の歌声を響き渡らせた。それぞれの芸人が相方、大切な人を思って歌い上げた『浅草キッド』は、本イベントのハイライトといえるシーンとなり、会場が万雷の拍手に包まれた。

※高比良くるまの「高」の正式表記ははしごだか