『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 ファイナル』（全6話）が11月9日よりABCテレビ（関西ローカル）で放送されることが26日に発表された。毎週日曜深夜1時10分から放送される本作は、シリーズ初の地上波連続ドラマ化となる。

　同シリーズは、紺吉氏の同名漫画を原作にした実写ドラマで、自分が“BL漫画”の世界に生きていることに気づいた主人公・モブが、日常に突如現れる“BL展開フラグ”を必死に回避しながら過ごす姿を描いた不条理ギャグ作品。シーズン1（2021年）とシーズン2（22年）はCSテレ朝チャンネル1で放送、シーズン3（24年）はLeminoで独占配信され、国内外で人気を博してきた。

　ファイナルでは、原作第5巻のエピソードを映像化。主人公・モブ役の犬飼貴丈をはじめ、ゆうたろう、伊藤あさひ、塩野瑛久、和田颯らが再集結し、これまで同様にBLの“王道フラグ”が数多く登場する。さらに猪塚健太、世古口凌の続投に加え、新たなキャストも出演するという。

　また、ファイナルの放送に先立ち、過去に放送・配信されたシーズン1～3が地上波で初めて全話一挙放送されることも決定した。視聴者はこれまでの“絶対BL”シリーズを振り返りつつ、集大成となる最新作を楽しむことができる。

　あらすじでは、シーズン3のラストで菊池（伊藤）と旗野（世古口）から同時に求愛されたモブが再び平穏な日常を送るものの、卒業シーズンの到来とともに“花粉症”という思わぬフラグに直面。潤んだ目や赤らんだ頬がきっかけとなり、再びBL展開の危機に巻き込まれていく。物語は「VS偽装」「VS寝落ち」「VS勉強会」「VS職場体験」「VSマッチング」「VSクリスマス」といった多彩なエピソードで展開されるという。

　出演者のコメントは下記の通り。

○犬飼貴丈
「またやってきてしまいました。前回シーズン終了時に『もう無いと思いますけど、続編をやるならオープニング曲を書かせてください』と、ヘラヘラしながら言ったらまさかの有言実行、周りの大人たちが血眼になって条件を揃えて来てくれました。その熱意に若干引いたのですが、作詞作曲出来る喜びで軽率にオファーを受けてしまいました。結果として現場は非常に楽しく、気づけば僕も血眼でこの作品を面白くするために頑張りました。ファイナルという言葉さえも若干疑わしくはありますが、このシリーズの集大成にふさわしい、パワーアップした内容になっていると思います。よろしくお願いします」

○ゆうたろう
「ここまで続いた絶対BLシリーズ、なんと遂にファイナルです!ほんとのほんとの!ファイナルです!今回も本当に色々あり、てんこ盛りもてんこ盛りです。綾人くんと東條の未来、モブの未来、それぞれ最後の最後まで、どのような展開になるかどうぞご期待ください」

○伊藤あさひ
「ついにファイナルです。毎年の風物詩のように自分自身も楽しんで撮影してきたので少し寂しいですが、皆様に愛され4部作となったことを心から嬉しく思います。菊池の恋模様やモブへの気持ちは、どんな結末を迎えるのか。今回のオープニングのコンセプトやいかに。お楽しみに」

○塩野瑛久
「ファイナルおめでとうございます。まさかまた東條として帰ってくるとは思っていませんでした。薔薇を背景に咲かせる力がまだ残っているのか、正直不安なこともありますが、最後に華を添えられればと参加を決めました。是非あたたかく見守ってください」

○紺吉氏
「実写ドラマもいよいよファイナルです。今回はどんなBL展開が飛び出すのか、モブと菊池の関係はどうなるのか、ドラマならではの結末を是非お楽しみください」