木村カエラが、10月31日公開の『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』の主題歌を担当することが26日に発表された。書き下ろし楽曲『君の傘』が、本作の世界観を彩る。

『映画 すみっコぐらし』シリーズは、2019年に劇場版第1作『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が公開されて以降、23年までに累計観客動員数300万人を突破するなど、高い人気を誇るアニメーション作品。最新作となる今作では、すみっコたちが“空の王国”を舞台に、シリーズ史上もっとも“あげあげ”な大冒険に挑む。

　主題歌となる『君の傘』は、木村が作詞、音楽プロデューサーの蔦谷好位置氏が作曲・編曲を担当。ポップかつエモーショナルな世界観が、すみっコたちの冒険のワクワク感と重なり合い、作品に寄り添う1曲に仕上がったという。歌詞には、新キャラクター「おうじとおつきのコ」や、「とんかつとえびふらいのしっぽ」といった“ふたりのコ”の関係性や成長が丁寧に描かれている。

　本予告映像では、「ふたりなら、みんなと一緒なら。」というキャッチコピーのもと、空の王国で力を合わせて困難に立ち向かうすみっコたちの姿が映し出されている。モンスターとの遭遇や、「とんかつとえびふらいのしっぽ」が合体した「エビフライドン」の登場など、見どころ満載の内容となっており、ラストには“あぶらぶろ”でくつろぐ姿も。予告内では『君の傘』の音源も初解禁された。

　また、メインビジュアルも同日に解禁された。空の王国を背景に、すみっコたちと新キャラクターが集合。個性あふれる冒険衣装を身にまとい、気合十分な姿が描かれている。

　木村のコメントは下記の通り。

「すみっコぐらしのキャラクターたちは、それぞれに小さなコンプレックスや悩みを抱えていて、恥ずかしがり屋だったり、自分に自信がなかったり、周りと比べて落ち込んでしまったり。でも、そんな自分を受け入れてくれる仲間がそばにいるからこそ、一歩ずつ前に進むことができます。今回の主題歌『君の傘』には、『弱さや迷いがあっても大丈夫。仲間と一緒なら、どんな気持ちも乗り越えていける』という想いを込めました。聴いてくださる方が、すみっコたちのように“そのままの自分”を大切にしながら、少し勇気を持てるような曲になれば嬉しいです」