俳優の木竜麻生、森田望智が25日、都内で開かれた9月8日スタートのNHK連続ドラマ『いつか、無重力の宙（そら）で』（月～木、午後10時45分）の記者会見にプロデューサーの南野彩子氏、企画・演出の佐藤玲衣氏と共に出席した。

　本作は、高校時代「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組が、30代となって“超小型人工衛星”で宇宙を目指すという2度目の青春物語。大阪の広告代理店勤務で、友人との再会をきっかけに宇宙への思いを取り戻す望月飛鳥役を木竜が、いつも明るく前向きだが宇宙飛行士への夢を断念した日比野ひかり役を森田が演じる。

　初共演となったお互いへの印象を聞かれると、森田は「普段からよく話すんですよ。お互いに持ってないものを持っていて、『足して2で割ったら最強だね』って」と語り、木竜も「私が不得手だなと思うことが望智ちゃんにとって不得手ではなくて、逆に望智ちゃんが不得手な部分は私は『こうしたらいいんじゃないかな』と思える」と本作の撮影を通して絆を深めたことを明かした。
　
　飛鳥とひかりの高校生時代を演じた田牧そらと上坂樹里について、森田が「ポテンシャルがすごい子たち。自ら輝く太陽たちのかたまりで、キラッキラまぶしすぎて」と絶賛。木竜も「まぶしすぎて『やられるっ』みたいな」と同意した。「でも……」と森田が口を開くと、2人は同時に「私たちには私たちのよさがある」と口をそろえ、「これを合言葉に励ましあっていました」と笑いあいながら仲の良さをアピールした。