“ギターの神様”が絶賛→一躍注目の日本人ギタリスト、人生のサプライズは「想像のはるか上」 極上演奏を披露

世界的ギタリストのエリック・クラプトンから注目人物に挙げられ、一躍話題を集めたギタリストのソエジマトシキが24日、東京・銀座の山野楽器銀座本店で、トークショー&公開レッスン「~Life with Music in Ginza Guitar Garden~」を開催した。

トークショーと公開レッスンを行ったソエジマトシキ【写真:ENCOUNT編集部】
トークショーと公開レッスンを行ったソエジマトシキ【写真:ENCOUNT編集部】

ソエジマトシキ 山野楽器銀座本店で特別イベント開催

 世界的ギタリストのエリック・クラプトンから注目人物に挙げられ、一躍話題を集めたギタリストのソエジマトシキが24日、東京・銀座の山野楽器銀座本店で、トークショー&公開レッスン「~Life with Music in Ginza Guitar Garden~」を開催した。

「クルマなしの生活なんて考えられない」…今をときめく人気俳優の愛車生活(JAF Mate Onlineへ)

 ソエジマは、ソロギタリストとしてEP『Life』を2021年3月にリリースし、アーティストとしての活動を本格的に開始。「ネオ・ソウル・ギタリスト」として自身の音楽性を示しながら、印象的な作品を発表し続けている。ライブパフォーマンスも定評があり、YouTubeに投稿したライブ動画やカバー動画などの再生回数は合計3000万回以上を誇る。また、オンラインのギタースクールも人気があり、ハイレベルな演奏のスキルを、惜しみなくギター愛好家に伝えている。

 レジェンドギタリストで、“ギターの神様”と呼ばれるクラプトンからのビッグサプライズ。今年4月に、クラプトンがTBS系番組『情報7daysニュースキャスター』のインタビューで、“注目している日本人ギタリスト”として言及。ソエジマの演奏をYouTubeで見ており、お気に入りであることが紹介された。さらには、来日公演中だったクラプトンと面会する機会までもが実現した。

 この一件で、ソエジマの注目度が一気に高まった。この日のトークショーでソエジマは「本当にうれしかったです。信じられない。本当だったのかなみたいな。想像のはるか上の出来事でした」と笑顔で振り返った。

 業界を代表する山野楽器が主催したイベントには、応募抽選で招待されたファンや愛好家らが集まった。あいさつでソエジマは「きっかけは界隈で言われている“クラプトン事変”という一大イベントがありまして(笑)、山野楽器さんからメールでご連絡をいただきました。(山野楽器の山野政彦)社長さんが立教大学出身とお聞きし、僕も立教大出身なのでご縁を感じました」と語った。

 ギターを始めたのは、中2の時。それまでオンラインゲームに熱中していたが、「まっとうな趣味を探していたような感覚」で、音楽に興味を持ち始めた。「父親が趣味でギターをやっていて、グレコのストラトと名もなきガットギターが家にありました。見よう見まねでGとかDのコードを弾く。これがスタートです」。Bruno Guitars TN-295の愛用ギターを抱えて、時折、音を奏でながらトークを展開していった。

 ギターと人生について聞かれると、「毎日毎日ずっとギターを弾いています。ギターを弾いているのは仕事であり、人生そのもの。そりゃもう最高です。ギターを本業にするという観点では難しいことだと思いますが、本業にさせていただいている身としては最高と言いたいです」と実感を込めた。

 妻の実家がある静岡に家族と住みながら、「世界」を見据えて音楽活動に励んでいる。「僕にもこう見えて反骨精神があります。東京に行かなきゃいけない、アメリカに行かなきゃいけない、東京にいないといけない。そう言われるかもしれませんが、本当じゃないかもな? という思いもあって。東京じゃなくてもやれるぞ、それぐらいの反骨心を持っています」と、自身の思いを口にした。

 イベントでは参加者の中から2人が選ばれ、壇上で、貴重な“公開レッスン”を実施。アドリブのコツや指の動かし方を優しく丁寧に、伝授した。最後に、2曲のギター演奏を披露。極上の音色を響かせた。また、山野楽器公式キャラクター「Hooちゃん」も登場し、場を盛り上げた。

 ソエジマは今後も新作アルバムの制作に加えて、アジアを中心とした海外を含めて精力的に公演活動を行っていくという。

次のページへ (2/2) 【写真】奇跡を起こした日本人ギタリスト、実際の様子
1 2
あなたの“気になる”を教えてください