阿部寛、SNSやらず「リツイートという意味が分からなかった」 芦田愛菜の成長しみじみ「大人になったなと」
俳優の阿部寛、芦田愛菜、藤原大祐、夏川結衣、板倉俊之、山田篤宏監督が24日、都内で行われた、映画『俺ではない炎上』完成披露試写会に出席した。

炎上題材映画に本音
俳優の阿部寛、芦田愛菜、藤原大祐、夏川結衣、板倉俊之、山田篤宏監督が24日、都内で行われた、映画『俺ではない炎上』完成披露試写会に出席した。
第36回山本周五郎賞候補にもなった浅倉秋成氏の小説『俺ではない炎上』が山田監督の手で実写映画化。9月26日に全国公開する。
大手ハウスメーカーに務める山縣泰介(阿部)は、ある日突然、彼のもと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられる。家族も仕事も大切にしてきた彼にとって身に覚えのない事態に無実を訴えるも、瞬く間にネットは燃え上がり、“炎上”状態に。匿名の群衆がこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけ回されることになる。そこに彼を追う謎の大学生・サクラ(芦田)、大学生インフルエンサー・初羽馬(藤原)、泰介の取引先企業の若手社員・青江(長尾謙杜)、泰介の同僚で大帝ハウスの営業部で務める野井大輔(板倉)泰介の妻・白子(夏川)といった様々な人物が絡み合い、事態は予測不能な展開に。無実を証明するため、そして真犯人を見つけるため、決死の逃亡劇が始まる―――。
撮影は11月にも拘らず、季節外れの暑さの中、静岡県浜松市を中心に全編静岡ロケが実施された。
SNSでの炎上を題材にした作品。脚本を読んだ感想を阿部は「SNSを全くやってないので、ちょっと意味分からなかったんですよ。リツイートという意味が分からなかった。最初、読めなかった。携帯とかメール打つのすごく遅いし、未だについていけないところがあります。こういうことが実際起こるってことがほんとに怖いなと思いました」と明かした。
阿部は過酷な環境下で困難なスタントにも挑戦。着ていた服を繋ぎ合わせ、下着一枚で高い崖を降りるシーンや12月の寒風が吹き付ける海辺の崖で、ほとんど裸という過酷な状況もあった。
そのため「久しぶりに冬場に裸になって、あれは苦労しましたね。ものすごい寒かった」と振り返った。
阿部と芦田は本作が初共演。「小さい頃の映像をたくさん見ているじゃないですか。大人になったなと思いました」としみじみ話した。
イベントでは、丸の内ピカデリー1の3面ライブスクリーンを活かしたステージを舞台に、誰が真実を話していて誰が嘘をついているのか、それを観客(会場・SNS生配信視聴者)に当ててもらう本作のテーマにかけた企画コーナーも実施された。
