声優の花澤香菜が22日、都内で行われた『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』初日舞台あいさつに、潘めぐみ、久野美咲、梅原裕一郎、宮田俊哉（Kis-My-Ft2）、高野洸、杢代和人と共に登壇した。

　本作は、ウェブアニメ「おでかけ子ザメ」シリーズの劇場版。八魚町を飛び出して“とかい“にやってきた子ザメちゃんが、輝くネオン、人々が行き交うスクランブル交差点、たくさん人たちが揺られる満員電車などキラキラした街で大冒険を繰り広げる姿を描く。

　主人公・子ザメちゃんの声を演じた花澤。「ショートアニメから映画になると聞いて、どうなるんだろうと思っていたのですが、映画を観て“優しい”の過剰摂取になるぐらい癒されました」と笑顔を見せる。台本には、子ザメちゃんセリフは「〇×▲■」と書かれているというと、花澤は「ひらがなでしゃべらない感じ」と子ザメ語のコツを明かすと、登壇者みんなで子ザメ語を表現してみることに。

　子ザメちゃんが出会う“サラリーマンのお兄さん”の声を担当した宮田が一番に手をあげ子ザメ語を披露すると、場内からは大きな拍手が。花澤も笑顔を見せつつ「それは『どうぶつの森』です。子ザメではありません」と優しくツッコミ。宮田も苦笑いを浮かべていた。

　花澤は「オーディションで『自分の思う子ザメ語を作って披露してください』と言われたんです」と振り返ると「子ザメちゃんは赤ちゃんぽいところがあるので、2～3歳ぐらいの小さな子の動画を見て、喃語を意識して作りました」と秘話を明かす。

　イベント途中には子ザメちゃんも登場し、さらに会場が温かい雰囲気に包まれると、花澤は「この映画を観たら、子ザメちゃんの優しいところや、周囲の人の優しさを感じて、自分に反映できると思います」と優しさが伝播する魅力がある作品であることを強調していた。

　イベント最後には、サプライズゲストとして主題歌を担当したロザリーナが登場し、『where you come from』を歌唱した。