YOSHIKI、サウジの世界遺産で日本人初公演 昨年10月に3度目の首の手術「すごく慎重にリハビリ」

X JAPANのYOSHIKIが22日、都内で行われた「YOSHIKI サウジアラビア公演 発表記者会見」に出席した。会見内では、YOSHIKIが日本人として初めてサウジアラビア・アルウラのユネスコ世界遺産「Hegra(ヘグラ)」にて、11月20日に特別コンサートを開催することが正式発表された。

イベントに出席したYOSHIKI【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席したYOSHIKI【写真:ENCOUNT編集部】

パフォーマンス内容にも言及

 X JAPANのYOSHIKIが22日、都内で行われた「YOSHIKI サウジアラビア公演 発表記者会見」に出席した。会見内では、YOSHIKIが日本人として初めてサウジアラビア・アルウラのユネスコ世界遺産「Hegra(ヘグラ)」にて、11月20日に特別コンサートを開催することが正式発表された。

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 YOSHIKIは、ロックとクラシックを融合させた独創的な音楽活動が国際的に高く評価され、2025年に米TIME誌「TIME100」世界で最も影響力のある100人に選出される他、ハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターに日本人アーティストとして初めて手形・足形を刻むなど、その地位を確立。こうした評価を背景にサウジアラビアからオファーが寄せられ、1年以上にわたる交渉の末、同公演が実現した。「Ancient Kingdoms Festival」の「Hegra Candlelit Classics」シリーズの一環として行われ、アンドレア・ボチェッリやルドヴィコ・エイナウディなど世界的巨匠のみが出演してきた希少な舞台の出演者として名を連ねる。

 YOSHIKIは同コンサートについて「正確ではないんですけれど、僕が5人目くらいみたいです。ひょっとしたら6人目かもしれないんですけど(笑)、逆に(報道陣の)皆さん調べてもらえれば」とコメント。日本人初である点について「とても光栄に思っています」と述べた。

 続けて「僕は去年の10月8日に、3度目の首の手術を行いまして。2回目の手術のときに、人工の椎間板を首に入れたんですが、それが、思ったより結果が出てなかった。失敗とまではいかないですが、僕が手術後に、十分なリハビリをしないまま、途中でコンサートを開始してしまったという経緯もある。今回3回目の手術の後に、すごく慎重に慎重にリハビリを(行っている)。今も続けています」と報告。

 ピアノを表舞台で弾いたのは「今年のドジャース・カブスの開幕戦。そのときに初めてピアノを(弾いた)。そのときも直前まで医師の指導に従いながら、トレーナーも付きながら(リハビリなどを行っていた)。ステージに立つと羽目を外してしまう(笑)。そういった中で、実際今後、僕がどのようなコンサート活動を行っていくのかと日々話し合っていく中で、今回この話をいただいた」などと説明。「場合によっては『日本とサウジの今後の交流にもつながる』というお話をいただいた。であるならば、それを『やる方向で色んなことを調整していきます』と。調整というのは特に、僕の体のことだと思うんですが」と話した。

 パフォーマンスの内容にも言及。「そこでドラムを叩く、叩かないというのは、昨日も僕のツアーチームとお話をした。『ドラムを日本から持っていこうか』とか、『ロスからピアノを持っていこうか』とか、そういう話を今しています。結構長い間話し合いが行われていて、本当に、1週間前くらいに結論が出まして。とても光栄なことだと思ったので、全力でこのコンサートに挑もうと思っています」と語った。

 自身のアーティスト活動は「芸術に対する挑戦。美学の追求」と表現し、米国や仏パリなどで「色んなことを吸収して」自身の音楽に生かしてきたというYOSHIKI。「中東というのはあまり行ってなかった。そういう要素も吸収させていただいて、これから作る音楽に深みを出せれば」とほほ笑み、今回の公演について「すごくワクワクしてます」と期待に胸を踊らせた。

 会場では終盤、YOSHIKI本人がピアノの生演奏を行う予定だったが、当の本人は知らされていなかったのか「ピアノ弾くの!?」とビックリ。慌てて舞台袖でサングラスと腕のアクセサリーを外して戻ってきて「なにこの無茶ぶり。ま、いっか、ピアノあるし。平和の雨を降らせられれば。『ENDLESS RAIN』でも弾きますか」と言い、同曲を颯爽と披露。会場を魅了した。

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