3人組テクノポップユニット・Perfumeの最新曲『巡ループ』のミュージックビデオ（MV）が18日に公開された。映像内で3人は、ガンアクションにも挑戦するなど華麗な姿を見せた。また、MV内で描かれた壮大なストーリーの結末に「泣いた」「なんか切ない」などさまざまな声があがっている。

　今年、デビュー20周年・結成25周年のアニバーサリーイヤーとなるPerfume。アニバーサリーイヤーにも関わらず、コンセプトアルバムをリリースするという挑戦を続けており、18日には『ネビュラロマンス後篇』をデジタルリリースした。昨年、映画のサウンドトラックのようなコンセプトアルバム『ネビュラロマンス前篇』をリリースしていたが、その続編という位置づけとなる。

　ストーリーは、“カキモト”によって創られた地球の中でロボットアーミーたちが横行する中、地球防衛軍「NEBULA」の幹部で科学者の“キキモ”によって育てられたPerfumeの3人“アヤカ（あ～ちゃん）”“ユカ（かしゆか）”“アヤノ（のっち）”が、3人組テクノポップユニット“Perfume”として活動し正体を隠しつつ、地球を守るために地球防衛軍「NEBULA」（ネビュラ）としてロボットアーミーと戦うという架空の物語。

　同物語は『ネビュラロマンス前篇』のリードトラック『Cosmic Treat』のMVにおいて映像化され、昨年12月28日からスタートした全国アリーナツアー「Perfume 10th Tour ZOZ5 “ネビュラロマンス”Episode 1」でも、ストーリーが可視化され多くの話題を呼んだ。

『ネビュラロマンス後篇』では、“前篇”で提示されたテーマがついに完結する。そんな同アルバムのリード楽曲『巡ループ』のMVが18日に公開された。同MVは、今年6月中旬の2日間、合計約30時間かけて撮影されたという。監督は前作の『Cosmic Treat』ミュージックビデオに引き続き、田中裕介監督が務めた。

　映画さながらの“神殿”を模した大型セットを前に、複数のドローンと戦うPerfume。今作も3人の華麗な銃さばきやアクションシーンが満載。壮大なセットと最新のCG技術も織り合わさった映像に仕上がっている。

　公開から約2日で1000件近いコメントが寄せられるなど多くの反響を集めている。「考えさせられるMVだ…」「セーラームーンの最終回みたいやな」「MVで涙流れたの初めてなんだが」「かっちょいいわぁ～！」「鳥肌すごい」「劇場公開してほしい」など完成度の高さに驚きの声があがっている。

　Perfumeは、9月22日・23日に約5年ぶりとなる東京ドーム公演2DAYS「Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス“」の開催を控えている。