格闘技未経験でBDデビュー→わずか半年で王者になった逸材NAOが格闘技引退「これからは別の道で最強を」

格闘技エンターテインメント「BreakingDown」の初代ライト級王者・NAOが自身のXで“引退”を発表した。

NAO【写真:山口比佐夫】
NAO【写真:山口比佐夫】

才賀紀左衛門の弟子として参戦したNAO

 格闘技エンターテインメント「BreakingDown」の初代ライト級王者・NAOが自身のXで“引退”を発表した。

 19日、自身のXを更新。「いつも応援してくれている皆様にご報告があります。今回、色々と考えたんですが一旦、格闘技から離れようと思ってます」と発表した。

 理由についても説明。「元々格闘技を始めた年齢が遅かったのもあり、自分の中で1度でも敗北したらきっぱり、プロの道を諦めようと思っていました。YURA戦で負けて、本当はその時に辞めようかと思っていたのですが、ベルトを持ってていきなり辞めるのも迷惑かける人もいるし、自分に折り合いをつけて、再度チャレンジすることに決めました。結果、2連敗。自分の中で踏ん切りがつきました」と明かした。

「見てる人たちからしたら、BDとか続けていけば人気もつくしいいんじゃないか?と思うかもしれないですが、自分は本当に世界の一番を目指せる希望を持てないと続けていけないというのが本音の部分があり、格闘家としての身の程と、自分の将来に対しての希望が持てなくなりました」と本音を記しつつ、「ただ、これは後ろ向きなことばかりではなく、自分の二十代の価値のある時間を、だらだら使うのではなく、別のことに活かして、将来の自分の為への決断でもあります」と前向きな思いも示していた。

 最後に「今まで応援してくれた方々、ありがとうございました。最強になれなくてすみません。これからは別の道で最強を模索します。BDの皆様、師匠の才賀さん、色んな方々に支えてもらってここまで来れました!今までありがとうございました」と結んだ。

 28歳のNAOは格闘技未経験ながら、K-1ファイター・才賀紀左衛門の弟子として昨年2月の「BreakingDown11」に初参戦。約半年でライト級王座に上り詰めた。しかしBreakingDown14でYURAに敗れ、初黒星。7月のBreakingDown16でも細川一颯に敗れ、ライト級のベルトを失っていた。

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