バッテリィズ・エースが“M-1至上主義”からの脱却を提唱 「ネタ番組を増やしてほしい」と直訴
お笑いコンビ・バッテリィズのエースが18日、日本テレビ系『大悟の芸人領収書』(月曜午後11時59分)に出演。お笑い界の現状に異議を唱えた。

バッテリィズは2024年のM-1で2位
お笑いコンビ・バッテリィズのエースが18日、日本テレビ系『大悟の芸人領収書』(月曜午後11時59分)に出演。お笑い界の現状に異議を唱えた。
この日は新企画「お笑いの未来を考える会」を実施。エースの他、キングコングの西野亮廣、品川庄司の品川祐、ウエストランドの井口浩之、九条ジョーが集結した。
ここでエースは「M-1至上主義からの脱却」を提唱。「僕は、なんとかM-1で結果を残したんですけど。M-1で決勝行きましたけど……」としつつ、「僕らよりウケてる芸人、吉本の劇場だけしか見てないですけど、いっぱいいるんです」と告げた。
エースは「なのに、僕らが(『M-1グランプリ2024』)で2位。でも、準決勝でも準々決勝でも、めちゃくちゃウケてるのに落ちてるやつ、いっぱい見てきたじゃないですか」と熱弁。共演者たちがうなずくなか、「そいつらはじゃあ、どうしたらいいの? M-1で勝たないと売れない。ネタ番組を増やしてほしい。見てほしいんですよ、劇場だけでおもしろいやつを」と望んだ。
続けて、「M-1って、もうおもしろいだけじゃないというか。『俺たちが一番おもしろい』って言ってますけど、あれ(キャッチフレーズは)違うんですよ」とコメント。「俺たちが一番新しい。昔っからの漫才で、ただただボケを言うだけのおもしろいやつは落ちてるんです」と力説した。
これを受け、西野は「ただ僕は、ちょっと他責かなと思います」とひと言。「『こういうのが上手くいかない』『こういのがあったらいいでしょ』って言うんだったら、僕だったら自分で創るかな。劇場から」と述べ、「誰かやってくれるのを待つんじゃなくて企画を持ち込むとか。それをやった上で話されているのか、それとも、それをやらずに『誰かやってくれよ』って言ってるのかでは全然、違う」と指摘した。
その流れで、MCの千鳥・大悟が「今、ネタ番組が減っている理由はなんやろ?」と聞くと、西野は「シンプルに(テレビの)視聴者の年齢層が上がってる」と返答。「やっぱり20代・30代のおもしろさと、60代・70代のおもしろさは違うから」と分析し、大悟の「年に1回のM-1とかならみんな見るけども、毎週毎週ってなると……」との発言には「……っていうのはある」と返した。
これにはエースも「やっぱすごいですね、西野さん。全部分かってますね」と感服。そのまま「初めてお会いしたんですよ、今日。正直、『この人は何言ってんねや』って、西野さんをずっと避けてたんです。僕には分からないものやって……」と明かし、スタジオを大ウケさせる場面もあった。
