【RIZIN】「他人事ではない」リング事故相次ぐボクシング界、榊原CEOも危機感「MMAで起きてもおかしくない」
格闘技イベント「RIZIN」は19日、都内でフライ級グランプリ総選挙を開催し、準決勝進出者4人と対戦カードを決定した。イベント後に囲み取材に応じた榊原信行CEOは、ボクシング界で相次いでいるリング事故について、「他人事ではない」と見解を口にした。

「警鐘を鳴らす機会にしたい」と見解
格闘技イベント「RIZIN」は19日、都内でフライ級グランプリ総選挙を開催し、準決勝進出者4人と対戦カードを決定した。イベント後に囲み取材に応じた榊原信行CEOは、ボクシング界で相次いでいるリング事故について、「他人事ではない」と見解を口にした。
ボクシング界では今月2日に東京・後楽園ホールで行われた試合後、2人の選手が急性硬膜下血腫で相次いで死亡した。また、5月に行われた世界戦後にも試合後に選手が意識を喪失し、開頭手術を受けるなどリング事故が頻発している。
榊原信行CEOは「これはボクシング界で起きたことではありますけど、他人事ではない」と事故の重大性を語り、「今でも当然メディカルや脳のMRIを全部事前に選手にして、RIZINはストイックにやってきた。それでも、それをそのまま今後も続けていくというよりは、これを1つの警鐘を鳴らす機会にしたいなと思っています」とさらなる改善を口にした。
そのうえで「やっぱり本当に痛ましいですし、常に僕らは消防署に事前に連絡をして、何かあった時は緊急車両にすぐ来てもらえるような連携を取っている。脳や心肺のダメージといったシリアスな部分はやっぱり他人事じゃない」とRIZINの安全対策を説明し、「総合格闘技で起きてもおかしくないことだと思うんで、もう1回ブラッシュアップするというか、(運営を)見直す機会にしていきたいなってと思います」と方針を語った。
