秋川雅史、子育ては「99.8%自分の意見」 20年経過で安ど「男の子と女の子の2人ができてよかった」
テノール歌手の秋川雅史が19日、都内で行われた初書籍『子育てこそ最高の生きがい 私の考える教育』(中村堂刊)の出版記念イベントに出席。同書籍にかけた思い、教育論などについて語った。

子育て論を伝えるべく「10万字目指して書き始めました」
テノール歌手の秋川雅史が19日、都内で行われた初書籍『子育てこそ最高の生きがい 私の考える教育』(中村堂刊)の出版記念イベントに出席。同書籍にかけた思い、教育論などについて語った。
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2004年に長男、06年に長女が誕生した秋川。06年には『千の風になって』が大ヒットしたが、それにより「子どもの成長を見逃したくない」という一心で取り組んできた子育てへの向き合い方、秋川流の教育論をまとめた。
同イベントは、秋川のフリートークで進行。20代の頃から出版したいと思っていたという自身初の子育て本は、自ら執筆を担当したとのことで、その理由を「大体2時間しゃべると1冊の本ができると言われている。2時間では自分が言いたいことを書ききれないだろうなと思った。それに、薄っぺらくなるだろうなと。子どもが生まれる前から子育てに理想を持っていたので、10万字目指して書き始めました」と話した。
執筆には、これまでの子育て中に起きた出来事を書き溜めていたメモ帳を使ったそうで、これにより「あっという間に8万字までいった」という。今回の執筆により「文章を書く癖が付いちゃった」と言い、「本は出たんですけど、まだ書き足りないことがあったからパート2を書いているんです。それがおそらく現時点で5、6万字くらいまでいってる」と新作の存在を明かした。
現在、長男が21歳、長女は19歳。「うちはめちゃくちゃ計画出産でした。特に2人目の子は4月生まれまで逆算した」と告白し、「なぜかというと、小学生の頃は圧倒的に4月生まれの子のほうが能力が高かった。『あの頃(小学生)、いろいろなことができていたな』ってプライドを持たせたかったから」と口にした。当初は「男の子2人だったらいいなと思っていた」と回顧したが、「20年経って思うことは、本当に男の子と女の子の2人ができてよかった」と胸をなでおろした。
長男はピアニスト、長女はオペラ歌手を目指しているというが、夢を追っていい期間を設けているそう。「オペラ歌手の声が出来上がるのは40代過ぎてから。声を出すトレーニングを何十年と続けてオペラの声が出るようになる。そこで、条件として国家資格を取れと。そしたら、司法試験を受けると。夏休みも勉強しています。努力家ですね。息子に出している条件は、夢を追えるのは26歳まで。それまでにコンクール1つも取れなかったら諦めろ、就職しろと言ってます」と打ち明けていた。
この日は、参加したファンから質問を募集する時間も。「子育ては、奥さんと自身の意見のどちらで進んでいったのか」と問われると、「相当話し合ったのは確かですが、99.8%くらい自分の意見が通った」と回答。話し合った内容については「小学校受験をするかしないかでは随分話し合った。家内は反対派だった。私はするって考えで、相当話し合った結果、受験することで取り組んでいこうよとなった。そしたら、どちらかというと家内のほうが本気になってしまったので、後半は自分が歯止めをかけていましたね」と振り返っていた。
