79歳・波乃久里子の体調不良で舞台『華岡青洲の妻』が急きょ中止 14日夜、15日公演…7月の地方公演は「気管支炎」で休演

松竹は14日、東京・新橋演舞場で上演中の舞台『華岡青洲の妻』について、同日の夜公演を中止すると発表した。理由は「出演者の体調不良により」としている。その後、松竹演劇部の公式Xで15日の公演中止も発表した。

波乃久里子【写真:ENCOUNT編集部】
波乃久里子【写真:ENCOUNT編集部】

主演は青洲の妻・加恵役の大竹しのぶ

 松竹は14日、東京・新橋演舞場で上演中の舞台『華岡青洲の妻』について、同日の夜公演を中止すると発表した。理由は「出演者の体調不良により」としている。その後、松竹演劇部の公式Xで15日の公演中止も発表した。

 松竹は公式サイトで「新橋演舞場『華岡青洲の妻』の出演者の体調不良により、本日8月14日(木)夜の部の公演を中止とさせていただきます」と発表。その後、松竹演劇部の公式Xで15日の公演中止も発表し、16日以降の公演について「決定次第改めてお知らせいたします。皆様には大変なご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げますとともに、ご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

 ENCOUNTの取材によると、体調不良になったのは、79歳の波乃久里子(なみの・くりこ)で、この日の昼公演には出演していた。

 波乃は出演予定だった京都・南座の同公演(同10~23日)を「急性気管支炎」と診断されたことから休演し、代役を文学座の小野洋子が務めた。同26、27日の久留米公演も休演し、代役は名越志保。波乃は今月1日に初日を迎えた新橋演舞場での公演から復帰していた。

『華岡青洲の妻』は、昭和を代表する女流作家・有吉佐和子氏の同名小説の舞台化で、世界で初めて全身麻酔による乳がん手術を成功させた江戸時代の医師・華岡青洲と陰で支えた家族の知られざる苦悩と愛を描いている。主演は青洲の妻・加恵役の大竹しのぶで、青洲役は田中哲司。波乃は青洲の母・於継役を演じている。

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