お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが12日、テレビ朝日系『クロナダル』（火曜深夜3時38分）に出演。過去のクズエピソードをバラされる場面があった。

　この日は久保田の他、中山功太、鬼越トマホークの金ちゃんが集結。クズ芸人が引き起こした人怖怪談を披露した。

　ここで中山は「10年くらい前に僕が全く仕事がなくて……」と発言。「相手もあんまりいなかったんですけど。相手っていうのは仲の良い芸人。2人で飲みに行って。それが東京の居酒屋なんですけど。その居酒屋は僕ら同じ吉本（興業）の先輩芸人がやってる居酒屋なんですね。奥さんとやってて、すごくおいしい。お酒も安くしてくれるし……」と語った。

　その日、中山らは「朝4時くらい」まで飲んだとのこと。仲良し芸人と外に出ると、店主の先輩芸人から「1個だけ気ぃ付けてほしいんやけど……」と切り出され、「あそこの斜め向かいのマンションあるやろ？　あそこ、実は裏社会の人間しか住んでないから。本当に危ないから、ここで騒いだりしたら何されるか分からんから、それだけ気ぃつけて」と注意されたという。

　だが、酔っていたこともあって「帰る時に騒いでしまった」そうで、中山は「ちょうど危ないと言われてるマンションの真下くらいで笑ってる時に、僕の上にいきなりサッて水がかかった」と回想。上を見ると、「最上階のベランダからスキンヘッドの男がバケツ持って水かけてた」そうだ。

　ただ、あまりにもきれいに水がかかったことで、中山らは「それがおもしろくて、2人でゲラゲラ笑った」とのこと。「マズいなと思っった」ものの、もっと笑っていたところ、そのスキンヘッドの男は一旦、引き返すと、もう1度戻ってきたという。

　中山は「何かしてるんですよ。手元がゴチャっとなってて」と、その時の状況を解説。続けて、「14階くらいなので見えづらいんですけど、何かしてる。よく見てみたら、手を固定してるんですけど、ピストル持ってるんですよ」と告げた。

　これに共演者たちが戦慄すると、中山は、その瞬間に同行の仲良し芸人が「人間の力では考えられへんスピードで逃げた」と説明。一方、中山は「足がすくんでしまった」そうで、「這いつくばるようにして大通りに出て、タクシーに乗った」と振り返った。

　その後、中山は「あいつ逃げたけど、ひょっとしたら周りに手下とかいて、襲われる可能性があるんじゃないか」と不安に。すぐさま電話をかけまくったものの、「電話がつながらなかった」そうだ。

「これは本当にヤバイ」と感じた中山は、「何回も電話して寝られなかった」とのこと。昼過ぎにようやくつながったそうで、「もしもし？　大丈夫か？　無事に逃げられたか心配やった」と聞いたところ、「いや、何が？　関わりたくなかったから電源切っててん」と返されたという。

　中山は「マジでクズ」と憤慨。「僕は向こうの心配してたのに。自分が関わりたくないから、僕とかが危なかった時に電話を取りたくないってすぐ電源切ったんですよ」と畳み掛けると、「ヤバいでしょ!?　こんな芸人おらんはずじゃないですか。その芸人、久保田なんですよ」と明かした。

　これにレギュラーメンバーのクロちゃんが「どの表情で聞いてたの？」とドン引きすると、当の久保田は「俺のこと言ってるなと思って……」と苦笑い。「殺されたくなかったし、大事な時期だったから」と弁明し、中山が「2015年、ちょっとずつ露出増えてた大事な時期やったんですよ」とフォローを入れる中、「大事な時期って失敗したくないやん。でも殺されたくもないやん」と悪びれずに続けた。