『愛の、がっこう。』第6話は異例構成 45分のうち42分が木村文乃&ラウールだけのシーン
木村文乃が主演、ラウール(Snow Man)共演のフジテレビ系連続ドラマ『愛の、がっこう。』(木曜午後10時放送)の第6話が14日に放送される。レギュラーキャストの登場人物の中で、主人公・小川愛実(木村)とホストのカヲル(ラウール)の2人だけのシーンが全体尺45分のうち42分を占めるという異例の構成となっていることが明かされた。

“最後の1日”を三浦海岸で過ごす愛実とカヲル
木村文乃が主演、ラウール(Snow Man)共演のフジテレビ系連続ドラマ『愛の、がっこう。』(木曜午後10時放送)の第6話が14日に放送される。レギュラーキャストの登場人物の中で、主人公・小川愛実(木村)とホストのカヲル(ラウール)の2人だけのシーンが全体尺45分のうち42分を占めるという異例の構成となっていることが明かされた。
本作は、すれ違うことすらないはずの高校教師・愛実とホスト・カヲルが出会い、秘密の個人授業を続ける中で次第に惹かれ合っていく禁断で純粋な“愛”を描いたオリジナルストーリー。脚本は『白い巨塔』『昼顔』シリーズなどを手がけた井上由美子氏が務め、演出は西谷弘氏が担当。重厚な人間ドラマを手がけてきた名タッグによる作品としても注目を集めている。
番組公式SNSやホームページには「次回が待ち切れないほどハマっている」「人物描写が丁寧で見ごたえがある」といった声が寄せられ、放送と同時にXではたびたびトレンド入りを果たしている。さらに、TVerとFODでの見逃し配信は第1話から第5話までの累計で1100万回を突破(※8月11日時点、TVer DATA MARKETINGにて算出)するなど、配信でも好調な推移を見せている。
第6話では、お互いの気持ちを確認した愛実とカヲルが“最後の1日”として共に過ごす様子が描かれる。物語の舞台となるのは、カヲルが幼い頃に憧れていた京急電車で向かう三浦海岸。スマートフォンの電源を切り、子どものように無邪気にはしゃぐ2人の姿が新たに公開された場面写真でも切り取られている。
2人が最初に訪れたのは海南神社。参拝の仕方を知らないカヲルに、愛実が丁寧に教える姿が印象的なシーンとなっている。その後は絵馬を書き、願いごとをつづるカヲルに愛実が優しく指導する場面も見どころの一つ。
続いて公園での休憩シーンでは、「美肌はホストの命だから」と語るカヲルが、愛実に日傘を差し掛ける。「相合い傘は雨を防ぐものだけど、私たちには太陽を防ぐ日傘が似合う」という愛実のモノローグが、2人の関係性を象徴するように描かれている。
夕暮れの海辺では、カヲルが「遠足って、夜までないよな……」とつぶやき、愛実が「普通はね」と寂しげに笑う。別れのときが近づく中、眼鏡を外した愛実がカヲルと名残惜しそうに向き合うシーンは、本作屈指のエモーショナルな瞬間といえる。
物語終盤には、夜の三浦海岸駅に戻ってきた2人に現実が押し寄せる。約45分の放送尺のうち、42分が愛実とカヲルのシーンで構成される異例の第6話は、2人の関係性の集大成ともいえる内容となっている。
また、あらすじによると、前話で愛実の母・早苗(筒井真理子)がホストクラブ「THE JOKER」に現れ、「結婚を前にした娘を惑わさないで下さい」と札束の入った封筒をカヲルに渡す。カヲルは「僕たちはお金を恵んでほしいわけではないんです。どうしてもって言うなら飲んで楽しんでいってください」と返し、愛実に会いに学校へ向かう。校門越しに思いを確かめ合った2人は、「1日だけ遠出して、それで最後にしよう」と約束する。
三浦海岸での“お別れ遠足”では、神社への参拝や絵馬の記入のほか、“青空教室”での学校ごっこや昼食シーンなどが描かれ、時には価値観の違いで衝突しながらも、2人の距離が最後まで丁寧に描かれていく。
プロデューサーの栗原彩乃氏(フジテレビ ドラマ・映画制作センター)は以下のようにコメントを寄せている。
「愛実とカヲルの恋路を応援してくださっている視聴者の皆様、本当にありがとうございます。6話では、互いの人生を慮り、別れを決めた2人の1日が描かれます。それは夏の太陽と海に負けないぐらい、キラキラと笑顔の絶えない1日となりました。楽しくて、幸せ過ぎて、これが最後だということを、忘れてしまうほどに…。“ただ、愛しいだけ”それだけのことが許されない、2人の遠足を、どうか見守ってあげてください」
