4人組バンド・めっちゃ美人、“音楽の甲子園”優勝の喜びを噛みしめる「最高に幸せで楽しい15分間」
10代アーティスト限定の音楽フェス『マイナビ 閃光ライオット2025 produced by SCHOOL OF LOCK!』が7日、都内のZepp DiverCityで開催された。応募総数3129組から勝ち上がった9組によるファイナルライブ審査の結果、4人組バンド・めっちゃ美人が“音楽の甲子園”の栄冠を勝ち取った。

同世代へエール「何も考えずに生きるのをやめよう」
10代アーティスト限定の音楽フェス『マイナビ 閃光ライオット2025 produced by SCHOOL OF LOCK!』が7日、都内のZepp DiverCityで開催された。応募総数3129組から勝ち上がった9組によるファイナルライブ審査の結果、4人組バンド・めっちゃ美人が“音楽の甲子園”の栄冠を勝ち取った。
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めっちゃ美人は、ボーカルの久場莉己、ドラムスの犬塚瑛慈、ベースの富沢文裕、キーボードの長谷川海からなる東京発のオリジナルスタイル・ミクスチャーロックバンド。応募時点で19歳だった久場、富沢、長谷川は、すでに20歳となっており、最初で最後のエントリーで見事優勝を飾った。
優勝直後の心境を聞くと、久場は「とにかくうれしいです。優勝にこだわるより、楽しむことが一番という気持ちで臨みました。結果、一番いい結末を迎えることができて、ほっとしています」と安堵。長谷川は「Zeppを埋め尽くした人を見て、この景色は絶対に忘れられないという気持ちになりました。演奏している15分間も、自分の人生の中で、一番最高に幸せで楽しい15分間でした」と喜びを噛みしめた。
出順がトップバッターとなったことについては、犬塚が「緊張はありました。ずっとふざけていたのに、舞台袖で黙っちゃって、死ぬかと思いました」と話し、久場もパフォーマンス後に8組のライブを見届け、「自信が無くなっていく一方でした。みなさん上手いので、忘れ去られているんじゃないかと……。でも誰が勝ってもいいか、楽しかったしいいかという空気にはなっていました」と回想した。
そんな中で富沢は、M-1グランプリでトップバッター優勝を果たした令和ロマンを意識していたことを告白。「前提としてライブは楽しんで、勝ちというのは気にせずにライブをして、結果はそのあとだと思っていた。勝つ気ではいるけど、勝つためのライブはしたくない。最初から勝つ気満々だったので、『令和ロマンです!』といきっていました」と強心臓ぶりを見せた。
今後の目標を聞くと、犬塚が「月でワンマンライブをすることです」と大きな野望を明かした後、久場は「ドラムの彼(犬塚)はよく言いますけど、身の丈に合ったことをしながら少しずつ大きくなっていけたらと思います」とコメント。イベントタイトルにちなんで「輝かしいものは?」という質問には、長谷川が「今日ライブをして、やっぱり音楽は楽しい。人と楽器やって楽しい。みんなと一緒にライブをやって楽しい。音楽は素晴らしいと感じました。音楽自体が輝かしかったです」と回答した。
社会人生活、学生生活を送る同世代へのエールを求められると、犬塚は「自分が好きなこと、自分を象徴する何かを見つけた方がいい」と断言。「世の中の全員に、何も考えずに生きるのをやめようと言いたいです」と熱いメッセージを送った。
本イベントは、TOKYO FMをはじめとするJFN38局で放送中の10代向けワイド番組『SCHOOL OF LOCK!』と、ソニーミュージックがタッグを組んで開催した10代アーティスト限定の音楽フェス。ファイナル審査では、cutlboi、めっちゃ美人、ハッピーセット、中村旭、PRE、愛情ク裸部、インタールード、物品販売、AKAMONEの9組がしのぎを削った。
『SCHOOL OF LOCK!』の“こもり校長”ことGENERATIONSの小森隼、“アンジー教頭”ことGacharic Spinのアンジェリーナ1/3もMCとして参加。アイドルグループ・乃木坂46の賀喜遥香、井上和は、応援アンバサダーを務め、イベントに華を添えた。
