アニメ映画『パリに咲くエトワール』が来年3月公開決定 當真あみが主演担当、起用理由は「どこかに芯を感じさせる」

俳優の當真あみが、2026年3月13日に全国公開される完全オリジナル劇場アニメーション映画『パリに咲くエトワール』で主人公・フジコの声を担当することが8日、発表された。

映画『パリに咲くエトワール』【写真:(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会】
映画『パリに咲くエトワール』【写真:(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会】

谷口悟朗氏が監督、近藤勝也氏がキャラクター原案を担当

 俳優の當真あみが、2026年3月13日に全国公開される完全オリジナル劇場アニメーション映画『パリに咲くエトワール』で主人公・フジコの声を担当することが8日、発表された。

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 本作は、1900年代初頭のパリを舞台に、困難な時代の中でも夢を諦めず、星〈エトワール〉を目指して歩み続ける2人の日本人少女の姿を描く。

 監督は、『ONE PIECE FILM RED』『コードギアス 反逆のルルーシュ』を手掛けた谷口悟朗氏。『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』など、数々のスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を担当してきた近藤勝也氏が、キャラクター原案を担当する。谷口氏と近藤氏の2人が手を携えるのは本作が初で、長年にわたる構想を経て実現した作品となる。

 フジコは画家を夢見る少女。谷口監督は當真を起用した理由として「純粋であること、企み感がないこと、等身大であること、愛嬌があること、そしてどこかに芯を感じさせること」を挙げ、「アフレコの時期に、このキャリアでの當真さんに出会えたことは幸運でした」と振り返っている。

 解禁されたティザービジュアルには、赤いリボンが印象的なフジコが窓から身を乗り出し、パリの街並みを望む姿が描かれる。近藤氏は、アルボアニメーションのプロデューサーであるカルキ・ラジーブ氏からの熱意あるオファーを受けて参加を決意し、イメージ画にとどまらず原画制作にも携わったと明かしている。

 以下、當真、谷口氏、近藤氏のコメントは下記の通り。

○當真あみ

「アニメーション映画『パリに咲くエトワール』に継田フジコ役で出演させていただきます。それぞれのキャラクターたちに命が吹き込まれ、真っ白だった世界が一気に色付いていくのを見て、皆さんにお届けできる頃にはどれほど自由で鮮やかな作品ができるのだろうと希望と期待に胸を踊らせました。フジコという普段の自分とは全く違った真逆な女の子を演じるにあたり、役作りや声優というお芝居の違いの難しさを改めて感じながらも、楽しく演じさせていただきました。20世紀初頭、周りの人の声や世の中の流れに逆らい、女性がたった一人で異国の地へ向かい夢を追いかける姿は、現代を生きる私にも、自由であり続けて良いと勇気をくれるようでした。そんな姿を見ていただける方にも感じで貰えると思います」

○谷口悟朗監督

「コロナ禍のなか、自主制作のような形でコツコツと作り続けてきた作品が、ようやく皆さんにお届けできる段階になりました。近藤さんをはじめ、多くのスタッフやキャストの皆さんに心から感謝しています。楽しんでいただけたら嬉しいです」

○キャラクター原案担当・近藤勝也氏

「7年前の5月に、長野の僕の自宅まで訪ねて来て下さった人がいる。アルボアニメーションのプロデューサー、カルキ・ラジーブさんだ。当然初対面。その彼から、今企画している映画のキャラクターを作ってくれないかと誘われた。僕はすぐ様、丁重? にお断りした。しかし彼は『イメージ画だけでも…』とあきらめない。彼の熱意に打たれてお引き受けする事にした。しかしそこからが長かった。イメージ画に留まらず、原画も参加することになる。それから7年、僕たちの映画は来年3月に公開予定だ。ラジーブさん! スタッフの皆さん! 成功をお祈りしております」

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