原菜乃華、『あんぱん』急展開に「びっくり」 メイコが“放送2回”で告白→結婚→第2子出産
俳優の原菜乃華が、NHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)で朝田メイコを演じている。このたびインタビューに応じ、7日放送の第94回までに描かれたメイコと健太郎(高橋文哉)との印象的なシーンや、役作りについて語った。

告白シーンは“3人の表情”が現場で話題に
俳優の原菜乃華が、NHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)で朝田メイコを演じている。このたびインタビューに応じ、7日放送の第94回までに描かれたメイコと健太郎(高橋文哉)との印象的なシーンや、役作りについて語った。
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本作は今田美桜が主人公・のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じ、漫画家・やなせたかしさんとその妻・暢さんをモデルに、戦前から戦後の激動の時代を生き抜いた夫婦の姿を描く。
原が演じるメイコは、天真爛漫(らんまん)で歌うことが好きな朝田家の三女。『のど自慢』の予選にも参加するなど、歌唱シーンも多い。原は、メイコを演じるにあたってボイストレーニングも積んだといい、「『東京ブギウギ』は聞き慣れた有名な曲なので、それほど難しく感じなかったんです。でも、『椰子の実』や『リンゴの唄』は鼻歌で歌っても、現代の曲より音が取りにくくて、覚えるのに時間がかかりました」と振り返った。
今回が初の朝ドラ出演となった原。朝ドラならではの苦労について尋ねられると、少し考えてから「なかったかもしれません」と言い、「週のはじめ(月曜)に1週間分すべてのリハーサルをするのが新鮮でした。他の現場にはないことで面白かったですし、シーンへの理解が深まり、役の心情も整理できるので、とてもいいなと思いました」と手応えを語った。
姉役を務める今田と河合優実については、「本当にすてきなお姉ちゃんです」と感謝を述べ、「お二人にはいつも引っ張っていただいて、現場に入るたびに優しく声をかけてくださいます。“こんなお姉さんがいたらいいのにな”と思うくらいで、私にとって今田さんはのぶ姉ちゃん、河合さんは蘭子姉ちゃんです。本当の姉のように感じていて、お二人とも大好きです」としみじみ。
第19週では、メイコをめぐる物語が大きく動いた。第92回では蘭子と共に上京し、長年思いを寄せていた健太郎と再会。第93回では『のど自慢』の予選に参加し、ついに健太郎に告白。結婚に至るまでが描かれた。
原自身、特に印象的だったシーンとしてこの告白場面を挙げ、「結ばれるまでが長かったと思います。メイコのピュアで純真な初恋が実ったので、キュンキュンしながらも温かい涙が出るようなシーンでした」とかみしめるように語り、「告白を見守っている蘭子姉ちゃん、のぶ姉ちゃん、嵩さんの“よかったね”という表情にもぜひ注目してほしいです。現場でも、3人向けのカットをみんなで見て『保護者感が強いね』と話題になっていました」と、見どころをアピールした。
さらに第94回では5年の月日がたち、メイコと健太郎が一人娘と暮らす中、2人目の妊娠・出産の様子も描かれた。この急展開に、原も「びっくりしました。早い! と思いました」と明かし、「1週間分の台本をいただく前に健太郎と結婚することをお聞きして、“何があったんだろう?”と思うほど、とんでもないペースで進んでいったので驚きでした。歌でデビューするかも、という説もあったので、台本を読んで初めて知ったことばかりでした」と率直に語った。
母親になったメイコを演じる上での役作りについては、「衣装とメイクに助けられています」とスタッフへの感謝を述べた上で、「子どもっぽさや無邪気さなど、少女時代のメイコらしさを残しつつ、あまりガラッと変わらないように意識していました。結婚後は周囲に頼るタイプから、母としての頼もしさや母性がにじみ出て、健太郎さんへの接し方も変わってくるので、なるべく自然に演じるようにしていました」。
また、「ちゃんとした母役は初めて」だったという原。しかし、21歳での母親役にもあまり苦労はなかったといい、「私は11歳下の妹がいるので、母に妊娠中の動きや、どんな姿勢がつらかったかなどいろいろ聞きました。妹が生まれたときには、ミルクをあげたりおむつを替えたり、全部やっていたので、母を演じることへの不安はありませんでした。妹に話しかけるときの口調や、過去の自分の動画を見返して参考にしていました」と明かした。
