鳴海唯、『ちはやふる』に強豪校の顧問役で登場「こんな夢みたいなことが起こるんだ」

俳優の鳴海唯が、6日に放送された日本テレビ系連続ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(水曜午後10時)の第5話に特別出演した。

『ちはやふる』に顧問役で出演する鳴海唯【写真:(C)日本テレビ】
『ちはやふる』に顧問役で出演する鳴海唯【写真:(C)日本テレビ】

6日放送の『ちはやふる-めぐり-』に特別出演

 俳優の鳴海唯が、6日に放送された日本テレビ系連続ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(水曜午後10時)の第5話に特別出演した。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 俳優の當真あみが主演を務める『ちはやふる-めぐり-』。映画『ちはやふる』シリーズの10年後を舞台に、青春敗者の主人公・藍沢めぐる(當真)が、新たに梅園高校競技かるた部の顧問になった非常勤講師・大江奏(上白石萌音)との出会いで変わり始める様子が描かれる。

 かるたを続けることを両親に認めてもらえないめぐるは、次の武蔵野大会を最後に退部することを決断。母・塔子(内田有紀)と父・進(要潤)は大会会場で、ぜいたくしたら、また全部“水の泡”になる――めぐるがそう言って入部をかたくなに拒否していたことを知る。塔子は、めぐるが中学受験に失敗した後、「今までかかったお金と時間が水の泡になった」と進に話したことをめぐるに聞かれていたと確信。「めぐるを迷子にしたのは、私なんだ……」。最後まで諦めずに必死にかるたをとるめぐるの姿を目の当たりにし、塔子は声を震わせて泣き崩れた。

 大会翌日、奏は、めぐるのかるた部残留を校長に報告するが、「大江先生の契約は今年度一杯とさせてください」と告げられてしまった。

 第5話では、鳴海がアドレ女学院競技かるた部の顧問役で登場。鳴海は、映画『ちはやふる-結び-』(2018年)にエキストラ(決勝戦の観客)として参加したことが俳優への道を踏み出したきっかけであることをインタビューなどで公言している。

 鳴海は「こんな夢みたいなことが本当に起こるんだなという驚きと感謝とともに、当時エキストラで参加させていただいた撮影の日々を思い出し、感慨深い気持ちになりました」と出演が決まった時の様子を振り返り、「今回も実際にあの時最終決戦を見ていた1人の少女が競技かるたの指導者になり戻って来たという地続きの想いで演じました」と自身にとって“特別な作品”となる本作の撮影に臨んだ際の心境を語っている。

 本作プロデューサーの北島直明氏は、「実は、鳴海さんは、映画『ちはやふる』のエキストラ参加がきっかけで、通っていた大学を辞めて、一念発起、俳優の道を歩まれたのです」と振り返り、「『ちはやふる』が生んだ一つの縁が、こうしてまた新たな表現となって返ってくる……。この作品の持つ『めぐり』の意味を、鳴海さんの存在がまさに体現してくれたように思います」と感慨もひとしおの様子で語っている。

北島プロデューサーも絶賛

 鳴海とプロデューサー・北島氏のコメントは以下の通り。

○鳴海唯(アドレ女学院競技かるた部の顧問)

――俳優への道を踏み出したきっかけが映画『ちはやふる』へのエキストラ参加とのことですが、オファーを受けた時の心境を教えてください。

「こんな夢みたいなことが本当に起こるんだなという驚きと感謝と共に、当時エキストラで参加させていただいた撮影の日々を思い出し、感慨深い気持ちになりました。役者としてはもちろん、『ちはやふる』の1ファンとしても本当にうれしく思っています」

――『ちはやふる』の世界にキャストとして実際に参加してみた感想をお願いします。

「畳の上に足を踏み入れた瞬間から一気にこの作品の世界観に引き込まれました。演技を超えたキャストの皆様のかるたにかける情熱がひしひしと伝わって来て、それを取りこぼさない様にしっかり受け止めながら演じたいという想いで臨んでいました」

――ご自身の出演シーンの見どころを教えてください。

「当時参加させていただいた時は、観客役として参加していましたが、今回も実際にあの時最終決戦を見ていた1人の少女が競技かるたの指導者になり戻って来たという地続きの想いで演じました。スポットでの出演にはなりますが、競技かるたにかける生徒達の熱い想いを視聴者の皆さまと共に見届けたいと思います。ぜひ楽しみに待っていてください!」

○北島直明氏(映画『ちはやふる』プロデューサー)

「今回、『ちはやふる -めぐり-』に鳴海唯さんが出演してくれたことは、作品にとっても、僕たち制作陣にとっても、非常に感慨深い出来事でした。実は、鳴海さんは、映画『ちはやふる』のエキストラ参加がきっかけで、通っていた大学を辞めて、一念発起、俳優の道を歩まれたのです。そこから数年の時を経て、俳優として『ちはやふる』の世界に帰ってきてくれたことは、まるで一篇の青春物語を見ているような思いでした。

 鳴海さんが演じたキャラクターは、強い信念をもって、部員たちに熱い想いを伝える顧問。それを体現してくれた彼女の姿を見て、『あの日、誰かの演技に心を動かされた鳴海さんが、今度は誰かの心を動かす側に立っている』という鳴海さんと役がシンクロしている奇跡に感動しました。『ちはやふる』が生んだひとつの縁が、こうしてまた新たな表現となって返ってくる……この作品の持つ『めぐり』の意味を、鳴海さんの存在がまさに体現してくれたように思います」

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