7月30日に亡くなった大手芸能事務所・ケイダッシュ代表取締役会長、川村龍夫さん（享年84）の告別式が6日、都内の護国寺 桂昌殿で執り行われた。舘ひろし、近藤真彦、THE ALFEEらが参列し、弔辞はケイダッシュに所属する高橋克典が担当。新川優愛、原口あきまさ、はなわ、平祐奈が囲み取材に応じ、川村さんへの思いを語った。

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　新川は、突然の別れに「びっくりしたというのが素直な気持ちです」と心境を語り、「新年のあいさつに伺ったときに、いつも通りの川村会長で明るく『元気か！　頑張れよ！』と言ってくださった。その会話が最後になってしまい、すごく悲しいです」と別れを惜しんだ。「昔から、この世界にいらっしゃる方ですし、最初お会いした時は怖い方なのかもしれないというドキドキもあったのですが、親戚のおじいちゃんみたいな感じでいつも話してくださいました」と回想した。

　ケイダッシュグループのピーチに所属する平は、「いつお会いしてもお元気な方だったので、また今年も頑張って、いい報告ができるのを楽しみにしていました。本当に急だったので、もっともっとお元気でいてほしかったという思いです」と話し涙。「いつも柔らかい雰囲気なんですけど、目の奥には力強いものがあって、仕事の報告をすると、『よかったね』『それで大丈夫だからね』と言ってくださった。もっとビッグにならなきゃ、もっと頑張ろうというエネルギーをいただいていました」と感謝し、「12歳からお世話になっていた。こんなにすばらしい川村会長のもとに私もご一緒させていただけて、ありがとうございましたという思いを伝えました。もっともっとがんばるので見守っていてくださいとごあいさつしました」と別れの言葉を明かした。

　関連会社のケイダッシュステージに所属する原口は、「僕らは1年に1回、会長のお誕生日パーティーでお会いできてワクワク感があり、1年しっかり働いたことを報告していました。気になる放送を見てくれていて、『頑張っていたな』と感想を言ってくれた。褒めていただきたい、褒めてもらえたら来てよかったなと思えましたね」とコメント。はなわは「やさしい会長でした。『お父さん』という歌を出したとき、メロディー、歌詞のいいところを褒めてくださった。それがうれしくて、会長に褒めていただきたい、また聞いてほしくて、いろんな作品を作りました」と振り返り、「ケイダッシュのバラエティーを立ち上げていただいて、僕たちは1期生。それからオードリー、トムブラウン、ハマカーン、ヤーレンズが活躍できて、今があるのは会長のおかげです。感謝しています」と思いを述べた。