堺正章、ケイダッシュ・川村会長と亡くなる1週間前に偶然遭遇「非常に張りのある人間でした」

7月30日に亡くなった大手芸能事務所・ケイダッシュ代表取締役会長、川村龍夫さん(享年84)の通夜が5日、都内の護国寺 桂昌殿で執り行われた。渡辺謙、郷ひろみ、和田アキ子らが参列。祭壇には、2016年6月に浦安の三社祭で神輿を担いだ際に撮影された写真が遺影として飾られた。囲み取材に応じた堺正章は、川村さんとの別れを惜しんだ。

参列した堺正章【写真:ENCOUNT編集部】
参列した堺正章【写真:ENCOUNT編集部】

「弱みを見せるのもすごく嫌なタイプだった」

 7月30日に亡くなった大手芸能事務所・ケイダッシュ代表取締役会長、川村龍夫さん(享年84)の通夜が5日、都内の護国寺 桂昌殿で執り行われた。渡辺謙、郷ひろみ、和田アキ子らが参列。祭壇には、2016年6月に浦安の三社祭で神輿を担いだ際に撮影された写真が遺影として飾られた。囲み取材に応じた堺正章は、川村さんとの別れを惜しんだ。

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 ケイダッシュ・田辺エージェンシー傘下の個人芸能事務所・エスダッシュに所属する堺は、突然の別れに「こんなことが起こるとは思っていなかった。まだまだ元気で頑張ってくれないと、困るという方だったので、みんなが混乱している状況だと思います」とコメント。「偶然にも、あれがお別れだったと思う出来事がありました」と切り出すと、「亡くなる1週間、若いスタッフと食事に行ったのですが、ドアを開けたら、川村君がそこに座っていたんです。まったくの偶然でした。『おぉ! 堺!』と驚いていたのは今でも耳についています」と最後の思い出を明かした。

 報道陣が「その時は元気でしたか?」と尋ねると、「彼は段々弱っていくタイプではない。非常に張りのある人間でした」と回答。「弱みを見せるのもすごく嫌なタイプだった。その時は、当然まだまだ元気で、この世界でやってもらえるんだろうなという気持ちでした」と残念そうに話した。

 人柄については、「非常に器の大きい人間でした。夢を見させてくれる、そういうタイプの男でした」と言及。「ただ、数字には細かい方でした。大きい部分と細かい部分と同居しているような摩訶不思議な人間でしたね」と笑顔で川村さんの人柄を明かした。

 川村さんは立教大に在学中、ジャッキー吉川とブルー・コメッツの前身グループ・鹿内タカシとブルー・コメッツで活動していた鹿内に依頼され、マネジャーを務めたことが芸能界に関わるきっかけになった。その後、ブルー・コメッツの所属事務所・大橋プロダクションに入社。田辺エージェンシーに転職後もらつ腕を発揮。1993年、ケイダッシュを設立させてからは高橋克典、坂口憲二ら多くのタレントを育て、2002年から所属した渡辺のハリウッド進出をバックアッップした。

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