ゆりやんが映画初監督 2026年公開 きっかけは5年前の発言「私の実際の恋愛を基にしたもの」

お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが初めて映画監督を務める映画『禍禍女(まがまがおんな)』が、2026年に全国公開することが決定したと5日に発表された。

映画『禍禍女』ティザービジュアル
映画『禍禍女』ティザービジュアル

タイトルは『禍禍女(まがまがおんな)』

 お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが初めて映画監督を務める映画『禍禍女(まがまがおんな)』が、2026年に全国公開することが決定したと5日に発表された。

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 これまで、芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティーなど多方面で活躍してきたゆりやんレトリィバァ。芸人としてその名を轟かせるだけでなく、2024年にはNetflixシリーズ『極悪女王』の主演を務め、芸人として世界に挑戦するため、活動の拠点を米国・ロサンゼルスへ移した。

 さらに、今年7月16日にはYURIYAN RETRIEVER名義でソロアーティストとしてメジャーデビューするなど、その勢いは止まることを知らないゆりやんだが、満を持して映画監督を務める。

 2021年、あるTV番組で次に挑戦したいこととして「映画監督」と発言したゆりやんを観た本作のプロデューサーがコンタクトを取り始動した本企画。2024年のカンヌ国際映画祭の開催期間中に、カンヌの地で映画監督デビューが発表され、話題になった。プロデューサーは、撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って恋バナを聞き続けたという。そんなゆりやんの今までの恋愛の全てが詰め込まれているという。

 解禁された特報は、真っ赤なリップが塗られた女性や金髪の女性、制服姿の女子たちが口々に「禍禍女」と囁く、どこかおどろおどろしくもインパクト大な内容となっている。まだまだ謎に包まれるこの映画の内容は、“恋愛映画”だという。「監督は誰?」と英語で問われると、真っ赤なリップの女性の正体が明かされ、本作で映画初監督を務めるゆりやんが登場。記者会見のようにゆりやんを囲むカメラマンや記者たちに、得意げに対応する姿はまさに、映画監督だ。作り込まれた映像から一変、最後は、実際の「禍禍女」の撮影現場で「よーい、スタート」と声を上げる映画監督・ゆりやんの姿で締めくくられている。「禍禍女」という聞き慣れないワードがとにかく耳に残る。

 ゆりやんは、初の映画監督業に「昔から映画が大好きで、映画の世界に憧れがありました。この度、映画監督として初監督作品を完成できたことは大変うれしくありがたく光栄な気持ちです。ありがとうございます。芸人としての姿を知ってくださっている方には新たな世界をお見せできたらうれしいですし、これから知ってくださる方は、どうか映画をとにかく楽しんでいただけましたら幸いです!」とコメントした。

 さらに、作品の内容に関して「この映画は、私の実際の恋愛を基にしたものです。もし、今まで私を振ってくれた男性方がいなかったらこの映画はこの世にはありませんでした。本当にありがとうございます!よかったです!!!振ってくれて!!!!!」と皮肉ともとれるコメントを寄せた。

 なお、今年9月に開催される米国最大のジャンル映画祭「Beyond Fest」に正式出品が決定。ロサンゼルスでワールドプレミアを実施し、これを皮切りに世界各地の映画祭を目指す。

次のページへ (2/2) 【写真】ゆりやんレトリィバァ監督の手書きコメント
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