のん「人生の中で欠かせない映画」 『この世界の片隅に』リバイバル上映に感慨「特別」

俳優ののんが2日、都内で行われた終戦80年上映『この世界の片隅に』公開記念舞台あいさつに片渕須直監督と共に登壇した。

舞台あいさつに登壇したのん【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇したのん【写真:ENCOUNT編集部】

片渕須直監督と共に舞台あいさつに登壇

 俳優ののんが2日、都内で行われた終戦80年上映『この世界の片隅に』公開記念舞台あいさつに片渕須直監督と共に登壇した。

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 2016年に公開された『この世界の片隅に』は、戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた珠玉のアニメーション映画。公開当初63館でのスタートとなったが、徐々に拡大し、累計では484館での上映となり、動員は210万人、興収27億円を超えるヒットとなった。

 のんは「再び劇場で観られる機会に恵まれたことが、とてもうれしいです」と笑顔を見せると「私の中でもこの作品は特別で、私が役者をやっていく人生の中で欠かせない映画になっています」と作品への思い入れを語る。

 のんが担当している主人公のすずが、この世界のどこかで今も暮らしていたとしたら、今年はちょうど100歳を迎える年。のんは「戦争経験者に直接お話を聞く機会が少ないなかで、こういう生活があったのか……と想像することができる。そして想像してみると、自分の生活の中にある幸せを感じることができる。それを尊く思えるような作品になればいいなと思っていました」と作品に込めた思いを語っていた。

 最後にのんは「こういう機会に劇場にお越しいただく機会がありうれしいです。まだ上映期間が続きますので、末永くお願いします」と今後もさらにこの映画が人の心に住み着いていくことを願っていた。

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