松山ケンイチ、声優担当も「8割くらい加工」と持論 収録時から“加工”懇願「地声はあんなんじゃない」
俳優の松山ケンイチが1日、都内で行われた『星つなぎのエリオ』初日舞台あいさつに登壇。アフレコのエピソードを明かした。

『星つなぎのエリオ』初日舞台あいさつ
俳優の松山ケンイチが1日、都内で行われた『星つなぎのエリオ』初日舞台あいさつに登壇。アフレコのエピソードを明かした。
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本作は、両親を失った独りぼっちの少年・エリオが、さまざまな星の代表が集う“コミュニバース”に招かれ、孤独なエイリアンの少年・グロードンと出会い冒険する中で、ありのままの自分を受け入れていく姿を描いたファンタジー・アドベンチャー。松山はコミュニバースに拒まれ復讐に燃える戦士・グライゴン役の日本版声優を務めている。
アフレコ時のエピソードを聞かれた松山は「オリジナルのグライゴンがめちゃくちゃ渋くて、恐ろしい感じがすごく出てるんですよ。どうやったらそこに近づけるんだろうと思って一生懸命やったんですけど、聞いてて、まだ足りないな、まだ足りないなって」と自分の吹き替えに納得いかなかったと吐露。続けて「もう監督に『ちょっとこれもう機械がなんとかできないのか』『もっとごつくできないのか』っていうのだけずっとしゃべって終わっちゃったので、あと記憶がないです」とボイスチェンジャーで声色を変更してくれるよう懇願していたことを告白した。
それを聞いていた同じく日本版声優を務めるお笑いコンビ・マユリカの中谷は思わず「いやいや、頑張ってくださいよ! 地声じゃないと意味ないですから!」とツッコミ。さらに、松山の努力が本編でしっかり出ていると言われたものの松山は「(成果)出てますか? でもね、おそらく8割くらい加工してる」と明かす。
慌てて中谷から「そんなことないですよ! 地声ままでしょう!」とフォローされるも、松山は気にせず「だって自分の声だって分かんないもん。地声はあんなんじゃないから!」と否定。さらに、「一応、松山ケンイチって書いてるので成立はしてるけど、実際自分でも分からない。本当のところは、誰かが裏で後から撮り直したんじゃないか」と語って中谷を困らせ、中谷は「俺1人を困らせんといてくれ」と松山の発言にタジタジだった。
なおイベントには同じく日本版声優を務めた川原瑛都、清野菜名、佐藤大空、野呂佳代も登壇した。
