【あんぱん】浅田美代子、旅立ったくらの人生振り返り「すごく楽しい人生だった」
俳優・浅田美代子が、主人公・のぶ(今田美桜)の祖母・朝田くらを演じるNHK連続小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)について、演じるくらの印象や朝田家の雰囲気、また、今田美桜の印象などをコメントした。さらに、くらが第18週で、夫婦として歩み出したのぶと嵩(北村匠海)を見届けた後、釜次のもとに旅立ったことについてもコメントした。

主人公・のぶの祖母・朝田くら おっとりしていて、ややとぼけている設定
俳優・浅田美代子が、主人公・のぶ(今田美桜)の祖母・朝田くらを演じるNHK連続小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)について、演じるくらの印象や朝田家の雰囲気、また、今田美桜の印象などをコメントした。さらに、くらが第18週で、夫婦として歩み出したのぶと嵩(北村匠海)を見届けた後、釜次のもとに旅立ったことについてもコメントした。
「1000人の中の1人に選ばれた」 成金イメージが先行する有名社長の“本当の顔”
まず演じるくらの印象、そして朝田家の雰囲気についてコメントした。
「最初に脚本の中園さんから『おばあちゃん役なんてやらないわよね~?』と言われて、『え、全然やるよ~』とお返事しました(笑)。くらは、かわいらしい人ですよね。そんなに物事を真剣に考えていないところが自分と似ているなと思います(笑)。朝田家は、いつも楽しく和やかな雰囲気で、孫たちもみんなかわいくて。自然と家族の空気感を作り上げることができました。本当に仲がいいと、それが画面にも出ると思うので、朝田家の仲の良さも見ている方々に伝わっているんじゃないかなと思います。くらが羽多子(江口のりこ)さんにツッコまれるシーンもよくありましたが、おもしろかったですね。実際に吹き出しそうになった場面もありました。あのお芝居の間が江口さんらしくて、すごく楽しかったです」
第16週で亡くなった夫・釜次を演じた吉田鋼太郎の印象はどうだろう。
「釜じいは怒りっぽいところもありますが、その怒りの中にも温かさを感じますね。どんなことを言っていても、心には愛があると分かるので。鋼太郎さんのそういったお芝居は、すばらしいなと思いながら見ていました。鋼太郎さんとは初めて共演させていただいて、最初は少し怖い方なのかなというイメージがあったのですが、実はおもしろくて楽しくて、すぐに仲良くなりました。
現場で、私が『おはよう、ダーリン?』と言うと、『おはよう、ハニー?』と返してくれて(笑)。いつもそんなやりとりをしていたので、夫婦としてのお芝居もすごくやりやすかったです。釜じいが亡くなるシーンは、やっぱりすごく寂しかったですね。でも、撮影が終わり、クランクアップすると『終わったー!』という感じで、元気に帰っていきました(笑)。『私もすぐ(釜じいのもとへ)行くからね~』と言って、お別れしました(笑)」
孫であるのぶへの思いと、演じる今田の印象についても言及。
「あの時代に、のぶは自分に合った道をちゃんと選んでいて、立派だなぁと思います。くらとしては、だれが何と言おうと自分の思った方へ突っ走っていく“ハチキンおのぶ”だから、自分の信じた道を行きなさいという気持ちでした。演じる美桜ちゃんは、まさに太陽のような人です。何もしゃべっていなくても、入ってきた瞬間に場がパーッと明るくなる。いつも自然体で、元気で、かわいくて。楽屋ではなく、いつも前室にいるので、みんなとたくさんお話しして仲良くなっている印象です。いつまでもそのまま、太陽のようにみんなを照らしてほしいなと思います」
第18週で、夫婦として歩み出したのぶと嵩を見届けたくらは釜次のもとへと旅立った。
「みんなでのぶと嵩の家に集まるシーンは、楽しかったですね。嵩が男一人でタジタジになっているのがおもしろくて(笑)。嵩はずっとのぶへ思いを伝えられず、うじうじしていて、しっかりしろよー!という感じでしたが(笑)、2人が結ばれてよかったなぁと思います。第18週でくらは生涯を終えますが、すごく楽しい人生だったんじゃないでしょうか。息子に先立たれたけれども、3人の孫を残してくれて。しっかり者のお嫁さんがいて。やさしい旦那さんがいて。本当にいい家族とともに人生を歩めて、くらは幸せだなぁと思いますね」
