プロフィギュアスケーター高橋大輔が映画デビュー 五輪より緊張と告白「全力でやろうと思って演じた」
プロフィギュアスケーターの高橋大輔が29日、都内で行われた映画『蔵のある街』(8月22日全国公開、平松恵美子監督)の完成披露舞台あいさつに登壇。映画初出演作となる本作の感想を語った。

作品の舞台は、高橋の地元・岡山県倉敷市
プロフィギュアスケーターの高橋大輔が29日、都内で行われた映画『蔵のある街』(8月22日全国公開、平松恵美子監督)の完成披露舞台あいさつに登壇。映画初出演作となる本作の感想を語った。
「1000人の中の1人に選ばれた」 成金イメージが先行する有名社長の“本当の顔”
若手俳優の山時聡真と中島瑠菜がダブル主演を務める本作は、コロナ禍の時期に全国の街で打ち上げられた「サプライズ花火」のエピソードをもとに、倉敷の高校生が幼なじみとの約束を果たすため街に花火を上げようと奔走する涙と笑いと希望の物語。2017年に上演された歌舞伎とコラボしたアイスショー『氷艶』で芝居を経験して、俳優業に興味を持ったという高橋は、本作で若者たちをサポートする美術館の学芸員・古城緑郎を熱演している。
ステージに登壇した高橋は、「古城緑郎を演じさせていただきました高橋大輔です。よろしくお願いします」とさわやかなあいさつ。客席から一際大きな歓声と拍手が飛んだ。共演者の前野朋哉が「倉敷の時(舞台あいさつ)は、これが言えなかった」と暴露すると、高橋は「かみ倒してしまいました」と苦笑いを浮かべた。
本作のオファーを振り返り、「監督からお話をいただいて、故郷の倉敷が舞台ということで、これはめぐり合わせだと思ったのですぐに『やりたいです』と言いました」とコメント。自身の演技を見た感想を聞くと、「素敵な俳優さんばかりで素晴らしいなと思って見ていたのですが、自分が出た時は(目を)細めながら、正直、真正面から見られない部分はたくさんあった。そんな気持ちもありながら、どんどん映画の世界に自分が入り込んでいく気持ちもあり、最後はうるうるしました」と感想を述べた。
高橋と同郷で同い年の前野は、撮影現場の高橋の様子を回想して、「オリンピックとどっちが緊張しますか?と聞いたら、『ぜんぜんこっちです』と(答えた)」とエピソードを披露。この発言を受け高橋は、「緊張しましたよ。何の経験値もない所でポンと入った感じだったので、マジでどういう風に作るのか分からない感覚でした。最初の時は、きょろきょろ、ずっとしていました。とりあえず、ずっと全力でやろうと思って演じました」と話した。
舞台あいさつには、山時、中島、櫻井健人、堀家一希、前野朋哉、平松監督も登壇した。
