「こんな暑い時期にあり得ない」 車内に何時間もペット犬放置、館内放送を無視…怒り殺到「警察呼んで」
大型商業施設の駐車場で、乗用車の車内にペット犬がいるのが目に入った。夕方ながら気温は32度、エンジンは止まっている。不安を感じて館内放送で飼い主を呼び出してもらったが現れず、2時間後に再び訪れると、驚くべきことに同じ犬がまだ車内に残されていた……。ペットの命に関わる危険な事案がSNSで報告されると、「これは虐待」「こんな暑い時期にあり得ない」と、飼い主に批判が殺到した。実際に目撃した投稿者は、踏み込んだ対応をするかどうか迷ったことに後悔しているという。社会問題になっている夏場のペット車内放置。詳細を聞いた。

「車内がどれだけ暑くなるか想像がつくはずなのに」
大型商業施設の駐車場で、乗用車の車内にペット犬がいるのが目に入った。夕方ながら気温は32度、エンジンは止まっている。不安を感じて館内放送で飼い主を呼び出してもらったが現れず、2時間後に再び訪れると、驚くべきことに同じ犬がまだ車内に残されていた……。ペットの命に関わる危険な事案がSNSで報告されると、「これは虐待」「こんな暑い時期にあり得ない」と、飼い主に批判が殺到した。実際に目撃した投稿者は、踏み込んだ対応をするかどうか迷ったことに後悔しているという。社会問題になっている夏場のペット車内放置。詳細を聞いた。
「イオンで映画観て車に戻ってきたら隣のエンジンの止まった車の中に犬がいた。
窓は軽く空いてたけど、無風だし夕方6時でもまだまだ暑かったから危険だと思って戻って運転手を館内放送で呼び出してもらった。少し待ったけど現れなかった。
その時は気になりながらも帰宅…。
2時間後、買い忘れに気づいてイオンに戻ることに。
さすがにもう居ないだろうと思ったけど夕方停めていた場所に来たらまだ居た。
私が駐車したあと、すぐ車の持ち主だろうおばさんが歩いてきてエンジンかけて去っていった。
少し離れた所からみたから良くは見えなかったけど犬は大丈夫そう?」
投稿者は、猫を飼っている動物好きな30代の女性だ。3連休最終日の7月21日夕方の出来事。午後6時15分ごろで、自分の車のエンジンをかけた時は、気温32度と表示されていた。犬の様子を見て、「この暑さの中でエンジンの切られた車内に取り残すことは命に関わると思いました。車内がどれだけ暑くなるか想像がつくはずなのに……。幸いにも見つけた犬は尻尾を振っていて、グッタリした様子ではなかったですが、長時間ともなれば危険が及ぶと思いました」。大きな危機感を抱いたという。
飼い主は、50代後半から60代ぐらいの女性で、段ボールを抱えて戻ってきたという。犬の健康状態は最後まで確認できず、不安が残っている。投稿者は「車の窓を多少開けていたということから考えると、少なからず危険だという意識はあったのかもしれませんが、ペットの命を軽視している最低な行為です」と憤る。
投稿を通して「世の中にはこんなクソみたいなやつが動物を飼ってる。きっと常習なんだと思う。説教してやれば良かったと後悔してる」と、悩ましい思いを書き込んだ。改めて振り返り、「館内放送で呼び出してすぐに現れなかった時点で、飼い主の方に危険性を分かってもらうために、警察に通報するべきでした」。自責の念を吐露した。
「こんな時、警察は動いてくれるのかな?」法的対応を問う声も
投稿に対し、SNS上ではペットを車内に放置した飼い主への批判が殺到。「可哀想です そして飼う資格ないですね」「バカな飼い主 同じことしてやらないと きっとわからないですよ!」「そのまま車の中に何時間も、どうしてそんな事出来るのか理解出来ません」「ペットショップでお金さえ払えばいつでも簡単に『買える物』としてしか見てないんでしょうね」「心が痛い!残酷、飼う資格なしですね」など、怒りの声が相次いでいる。
さらに、ラーメン店駐車場での同様の目撃談も寄せられ、「隣の車にワンちゃんが2匹車の中にいて、エンジンはついたままだったけど、エアコンはついてるのかはこっちはそこまでわからない状況でした。結局わんちゃんの命より、ラーメン食べたい気持ちを取って、ほんと自分勝手。ほんとありえない」。
また、「こんな時、警察は動いてくれるのかな?」「警察呼んで良い事案と思います」といった法的対応の必要性について指摘するコメントもあった。
今夏も連日の酷暑が続く中で、ペットの熱中症予防と適切な飼育マナーの徹底が求められている。投稿者は「この炎天下に犬を連れて買い物はやめてほしいです。家の涼しい部屋でお留守番をしてもらった方がはるかに良いと思います。今回、周りにも人はいましたが、気に留めていないようでした。これが子どもだったら大騒ぎになるのでしょうが、犬や猫だと騒ぎにならない。動物の命をもっと大事に扱ってもらいたいです」と、悲痛な思いを訴えた。
