アイドルグループ・SCRAMBLE SMILE（通称スクスマ）は、2024年9月のデビューから全力で走り続け、アイドルシーンで確かな存在感を示してきた。今年4月には新メンバーの高橋美海が加入。新体制で熱い夏、そして1周年に向けて駆け抜ける。（取材・文＝小田智史）

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　渋谷発のマネジメントプロダクション・NRC PRODUCTIONに所属するメンバーで結成されたスクスマ。「SUPER SMILE SHOWTIME」をコンセプトに活動しており、SNS上で“最強ビジュアルのアイドルグループ”としても話題となっている。

　その中で、峰島こまき、松田琉那、土居麗菜、ゆうゆ、桜木果奈の5人に、今年4月に高橋が加入。グループ内では最年長となるが、過去のアイドル経験を生かしてグループ活動に臨んできた。高橋は「新しい化学反応を起こせるように精一杯頑張ります」と語っていたが、メンバーは高橋の加入効果、高橋自身は周囲の温かさを感じているという。

峰島「5人から6人になりましたけど、元からみみ（高橋）がいたんじゃないかと感じるくらい安心感があって、（グループとして）さらにパワーアップしたなと思います。これからが本当に楽しみです。みみが加入してから運気が上がっている気がして、私たちにとっての“招き猫”なのかなと（笑）。テレビ出演（OKAMOTO’Sのハマ・オカモトと齋藤飛鳥によるテレビ朝日系音楽トーク番組『ハマスカ放送部』）が決まったり、TIF出演が決まったり、大きい対バンに出させていただいたり、一つ上のステージに行けたかなと思います。スクスマにいい影響をもたらしてくれているし、新メンバーですけど一番お姉さんをしてくれています」

高橋「本当にみんなが温かく迎え入れてくれたし、私がやりやすいようにという心配りも日々感じています。私もスクスマでみんなと頂点を目指せるように頑張っていきたいです」

“最強ビジュアル”の触れ込みで注目を集めていることに、「それは土居が言っているだけなんです」と峰島は苦笑い。当の土居は、「スクスマは顔がいいなと自信を持って言います。“最強ビジュアル”だと押していきたいです」と胸を張った。もっとも、デビュー9か月で日本最大級のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」（TIF）への出演を勝ち獲っており、スクスマの実力と期待値の高さがうかがえる。

土居「本当にありがたいことだと思います。（昨年9月の）デビューからまだ1年たっていないグループで、ファンの方の支えだったり、自分たちの努力が目に見えて結果に出ているのは自信にもつながります。TIFは当たり前に出られるステージではないからこそ、ありがたみも大きかったですし、素直にうれしかったです」

　そんなスクスマの代表曲の一つで、パンのフェス公式ソング『スキパンマン』は、メンバーそれぞれの好きなパン、通称“スキパン”が歌詞に散りばめられており、一度聴いたら忘れられない歌詞とメロディーが話題を呼んだ。さらに先日、日本最大級のパンイベント「パンのフェス」の公式“パンバサダー”として『ハマスカ放送部』にゲスト出演。自分の“スキパン”が書かれた名札を身に付け、パンへの愛を語り、番組を盛り上げた。

松田「メンバー全員、楽屋とかでもパンを食べるくらいパン好き。そういうのは他のアイドルさんにはない部分だと思っていて、そういうところを見てもらえて、そこから曲になって、いろんなお仕事につながるのは、好きを仕事にしている感じなので、とてもうれしいです。この間出演させていただいた『ハマスカ放送部』もパンが好きということでお話をいただいて、注目していただけているのがありがたいし、これからもっと出していきたいです」

　パン以外にも、スクスマの強みは数多く存在する。

ゆうゆ「結成1年足らずで夏フェスを全制覇できることは自信になります。まだまだ完璧ではなく、一緒に成長できるのがスクスマのいいところだと思うので、ファンの方にはずっとついてきていただきたいし、さらに大きな舞台を目指して頑張っていきたいと思います」

桜木「デビューしてまだ9か月。これからどんどん曲も増えていくはずですし、メンバー全員の成長が見られるグループだと思うので、楽しみにしていただければと思います」

　峰島は最後に、「夏を乗り越えたら9月に1周年を迎えるので、本当に大切な夏になります。私たち的にも絶対に成功させたい気持ちがあるし、ファンの方々もいい夏にしたいという思いが伝わってくるので、アイドルさんがたくさんいらっしゃる中でも、新しいスクスマの強みを夏で見つけられたらいいなと思います」と今後に向けて語った。

※高橋美海の「高」の正式表記ははしごだか