King & Prince、2人の「変わらない関係性」が“奇跡” 考え方や得意なジャンル、趣味の違いを互いにリスペクト
King & Princeが8月6日に新曲『What We Got ~奇跡はきみと~』をリリースした。ミッキーマウスの新オフィシャルテーマソングで、ミュージックビデオ(MV)ではミッキー&フレンズと共演も果たした。8月1日にはMV制作の舞台裏などを追ったスペシャル番組『King & Prince: What We Got ~奇跡はきみと~』を動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で世界同時独占配信も。メンバーの永瀬廉と高橋海人がこのほど取材に応じ、コラボレーション(コラボ)への思いやそれぞれが考える“奇跡”を明かした。

ディズニーソング『What We Got』をオリジナルアレンジ
King & Princeが8月6日に新曲『What We Got ~奇跡はきみと~』をリリースした。ミッキーマウスの新オフィシャルテーマソングで、ミュージックビデオ(MV)ではミッキー&フレンズと共演も果たした。8月1日にはMV制作の舞台裏などを追ったスペシャル番組『King & Prince: What We Got ~奇跡はきみと~』を動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で世界同時独占配信も。メンバーの永瀬廉と高橋海人がこのほど取材に応じ、コラボレーション(コラボ)への思いやそれぞれが考える“奇跡”を明かした。(取材・文=水谷賀奈子)
「1000人の中の1人に選ばれた」 成金イメージが先行する有名社長の“本当の顔”
新曲はディズニーソング『What We Got(Mickey’s Birthday Song)』(2016年)をもとに、King & Princeがオリジナルアレンジし、日本語訳詞も手掛けた。(CDリリースに先駆け5月23日にデジタルリリース)。ディズニーの人気キャラクター、ミッキーマウスが2028年にスクリーンデビュー100周年を迎えることを記念し、このコラボが実現。世界初の日本人アーティストによるミッキーの公式テーマソングとなり、はじめて“夢のコラボ”を聞いた時は、永瀬も高橋も驚いたと言う。
永瀬「うれしかったです。なかなかできることではないので、『僕たちとやりたい』と言っていただけたからにはたくさんの人に届けたいと思っていました」
高橋「『夢じゃないかな?』と思いました。それくらい、普通では考えられないオファーをいただいて、そこから喜びが増していきました」
7月10日に開催したドームツアーの東京ドーム公演にはミッキーがサプライズでステージに登場し、一緒に『What We Got ~奇跡はきみと~』をパフォーマンスしたことが話題となった。
高橋「ミッキーは『真似したい』と思うくらい、すごく愛らしい動きをするなと思いました。ミッキーの普段の動きもかわいいし、それが自分たちの振り付けとあわさった時に『これが正解か!』と思いました」
永瀬「当日はリハーサルから一緒だったのですが、振りを完ぺきに覚えてくれていて、ダンスの動きだけでもミッキーらしさが詰まっているなと思いました」

日本語訳にも携わった
MV制作でも、2人のアイデアが光った。隠れミッキー(ミッキーを模したマークやモチーフのこと)やディズニーアニメーションのオマージュシーンも提案したという。
永瀬「『何回も見たくなる映像になるように』と思って隠れミッキーを提案したら、実現しました!」
高橋「楽しいものはどんどん取り入れていく、ディズニーチームのスタイルがすてきで、打ち合わせ中はずっとワクワクしていました。自分たちは、『どれだけミッキーに対してリスペクトを持って映像を作れるか』ということを意識しました」
完成品を見て、高橋が「ミッキーと同じ空間にいられたことはうれしかったですし、ディズニー作品っぽさがあふれていて幸せな空間でした」と感激すれば、永瀬も「自分とミッキーたちが踊っているということに感動しちゃいました。何度も見たいし、何度も見てもらいたいです」と喜びを明かした。さらに、MVでは、渋谷で踊っている場面も見どころとなっている。
高橋「渋谷は仕事現場でもあり、遊ぶ場所でした。進化していく渋谷の今をミッキーと一緒に残せたこともうれしいです。ジャパニーズカルチャーの中心でミッキーたちと思い出を作れたのは感慨深いです」
永瀬「上京したての頃からよく行っていた場所だったので、大きくなって一緒に踊れていることに“エモさ”を感じます。懐かしい気持ちにもなりました。もし撮影場所が分かれば、皆さんにも行ってみてほしいです」
日本語訳にも携わり、曲のサブタイトルや歌詞には“奇跡”の文字が入っている。では、それぞれが考える奇跡とは?
高橋「今2人でここまでやってきたこともですが、昔からの関係性で変わらずにいることも奇跡だと思います。と言うより、変わっていく部分も受け入れながらやってきました」
永瀬「海人とは考え方や得意なジャンル、趣味も違うのですが、違うところをお互いにリスペクトして楽しめています。違うからぶつかるのではなくて、尊重することで関係性を築けていることが奇跡だと思います」
そんな2人は、楽曲を聞いて「ハッピーな気持ちになってほしい」とも話す。実際に最近、ハッピーと感じたことはどんなことだったのだろう。
高橋「先日のドームツアーはハッピーでした。一人ひとりの表情や『楽しむぞ』という熱量を感じながらパフォーマンスできたと思っています。応援してもらえることの幸せを改めて実感できました」
永瀬「ライブはハッピーでしかなかったね。俺は、身近なことだと、最近もらったバスオイルを使って湯船に入り、『いい汗かいたな。今日も頑張ったな』と思えた瞬間がハッピーでした」
※高橋海人の「高」の正式表記は、はしごだか。
□King & Prince 2018年に『シンデレラガール』でデビュー。同年にはNHK紅白歌合戦へ初出場した。ソロでの活動も行っており、それぞれにドラマ、映画に主演するなど、音楽活動以外でも活躍している。25年は2人体制初の3大ドームツアーを開催(5月10、11日にみずほ福岡PayPayドーム、7月10、11、12日に東京ドーム、7月19、20、21日に京セラドーム大阪)した。
