NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが28日、ゲストに俳優・妻夫木聡を迎えて恒例の朝ドラ受けを展開した。妻夫木は連続テレビ小説『あんぱん』で嵩（北村匠海）の戦友・八木を演じている。この日放送された『あんぱん』の第86回では、主人公・のぶ（今田美桜）と嵩が気持ちを確かめ合ってから3か月後の様子から描かれ、嵩のある決意と行動が描かれた。『あさイチ』は妻夫木のあいさつと妻夫木を迎えてうれしそうな鈴木アナの笑顔で番組をスタートした。

「1000人の中の1人に選ばれた」　成金イメージが先行する有名社長の“本当の顔”

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

『あんぱん』の第86回では、のぶが鉄子（戸田恵子）の選挙運動で高知にやって来る。しかし、嵩と会話できたのはほんの一瞬だった。その後、舞台は東京に。八木と話していたのぶの前に嵩が現れた。嵩は新聞社を辞めて上京したのだ。上京前、東海林は嵩にのぶと一緒になるなら仕事より大変な使命があるとし、「逆転しない正義とは何か……何年かかっても何十年かかっても2人でその答えを見つけてみい」と言って送り出した様子も描かれた。嵩はのぶの部屋で一緒の時間を過ごし、これから思い切り漫画を描きたいと伝える。また、部屋に次郎（中島歩）の遺影を見つけると、八木の家に泊まると言う流れに。ラストシーンは嵩の母・登美子（松嶋菜々子）が突然訪ねてきて、何か起りそうな雰囲気を漂わせる流れだった。

『あさイチ』では妻夫木が冒頭のあいさつ後、「緊張しますね」と言うと、鈴木アナが「すごいです」とうれしそうな笑顔で拍手。大吉は「突然のお母さんの登場のあの衝撃を吹き飛ばすような妻夫木さんの登場」と言うと、妻夫木は嵩の劇中の宿泊先に言及し「勝手に僕の家にお世話になると言っていましたけど、聞いていませんね。この時にはまだ。笑顔で言われても困っちゃいます」と裏話を紹介する形で朝ドラ受けを展開した。

　その後、大吉は、妻夫木と鈴木アナがともに緑の服を着ていることに注目し「鈴木さんも若干、妻夫木さんに色を寄せて」と切り出すと、鈴木アナは「緑が一緒だと思って今、うれしくてしょうがないです。すいません」と再びうれしそうな笑顔を見せていた。大吉には「喜びがあふれています」と言われていた。一方、妻夫木は『あさイチ』で戦後80年特別企画として沖縄を訪ねた様子が紹介されていた。

『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。