【RIZIN】42歳・金原正徳が引退表明 自ら指名したYA-MANとの死闘の末、敗戦 すがすがしい表情に会場から温かい拍手
第13試合ではYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)に3R・TKO勝ちを収めた。42歳の金原は試合後、引退を表明した。金原の戦績は31勝16敗5分け。

YA-MANへ「オレに勝ったんだから、頑張って上行けよ」
格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン/ABEMA PPVで全試合生中継)第13試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
第13試合では、YA-MAN(TARGET SHIBUYA)が金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)に3R・TKO勝ちを収めた。42歳の金原は試合後、引退を表明した。金原の戦績は31勝16敗5分け。
最後は壮絶なTKO負け。金原は妻と2人の子どもをリングに上げると、マイクを握り「引退します」と口にした。すがすがしい表情で、こう続けた。
「鈴木千裕に負けて、もうやめようと思ったけど、最後やりたい相手、男として大好きなYA-MANを指名しました。受けてくれてありがとうございました。オレに勝ったんだから、頑張って上行けよ。負けてマイク持つのはいやだったけど、鈴木千裕に挑戦して、納得した部分とやり残した部分があった。そこで好きな相手を指名させていただきました。子どもたちにも頑張れる姿を見せられた。今日をもって引退したいと思います。ええ……」
言葉に詰まる場面もあったが、涙はなかった。金原の姿に会場からは大きな拍手が送られた。
金原は2003年にDEEPでプロデビュー。09年からは戦極(SRC)に参戦。初代戦極フェザー級王座を獲得。14年にはUFCに参戦。20年からRIZINのリングに上がり、23年9月にはクレベル・コイケを破り、存在感を発揮した。
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【動画】金原正徳、現役最後の一戦
