「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」 初日に“ふがこた”が伝えた「ありがとう」【ライブレポート】

コンサート「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」の初日が26日、東京・Kanadevia Hallにて開催された。関西ジュニアのグループ・Lil かんさいのメンバーとして活動してきた大西と岡崎。グループは今年の4月1日にメンバーそれぞれが個人での活動に専念することが発表されていた。コンサートにはそんな大西と岡崎のほか、SpeciaL、ジュニアが登場。東西ジュニア総勢27人が出演した初日公演の模様をレポートする。

「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」初日公演が開催
「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」初日公演が開催

個性豊かなセットリストでは大西と岡崎のソロも

 コンサート「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」の初日が26日、東京・Kanadevia Hallにて開催された。関西ジュニアのグループ・Lil かんさいのメンバーとして活動してきた大西と岡崎。グループは今年の4月1日にメンバーそれぞれが個人での活動に専念することが発表されていた。コンサートにはそんな大西と岡崎のほか、SpeciaL、ジュニアが登場。東西ジュニア総勢27人が出演した初日公演の模様をレポートする。(取材・文=ふくだりょうこ)

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 開演前、カラフルな照明が彩るステージ紗幕。ぞくぞくと入場してくるファンの熱気は、外の気温に負けず劣らずだ。定刻。BGMがより大きくなると、カラフルなペンライトが会場中に瞬く。紗幕が落ち、ゴンドラに乗った大西と岡崎の姿が見えると大きな歓声が上がった。オープニングを飾った楽曲は『人生遊戯』(timelesz)。それぞれの表情がカメラに抜かれるたびに歓声が沸き起こった。

 さらに、ジュニアと共に続けて2曲を披露。大西は「俺たちに会いたかったですか!」と呼びかけ、会場のレスポンスに顔をほころばせ、岡崎はあいさつと共に客席から名前をコールされると「ほんまにありがとね」とうれしそうに笑顔を見せた。

 続いてはSpeciaL(林蓮音、松尾龍、和田優希、中村浩大)が登場。目が覚めるような真っ青な衣装で『センセーション』を披露した。キレのあるダンスでステージを所狭しと躍動した。

 個性豊かなセットリストでは大西と岡崎のソロも。岡崎のソロではペンライトが黄色に、大西のソロでは紫に自然と染まり、客席も2人のステージを彩った。

 夏ソングメドレーでは、ファンにより近いところで歌声を届けて喜ばせただけでなく、『バィバィDuバィ~See you again~』(timelesz)では岡崎が南国から来た王(?)に扮(ふん)するというおふざけもまじえ、大西からツッコミを受ける場面も。関西らしいノリでしっかりと客席を楽しませた。

 続くMCではそのまま王のキャラで進めようとする岡崎を制した大西。MCも久しぶりだという2人だが、そんなブランクを感じさせないような軽快なトークを繰り広げた。会場を見回し「客席との距離感が近い」と岡崎が言うと、大西も「めっちゃファン多いやん」とうれしそうな表情を見せた。

 前半を振り返りつつも今回の公演について「マジでみんなのことを考えて作った」と大西。そしてリハーサルの期間についても「一番ファンの人のことを考えた期間だった」と、この公演に向き合い続けていたことを感じさせた。

 MC後半ではSpeciaLの4人も参加。2人にとってSpeciaLは先輩に当たるが、リハーサル期間ですっかり仲良くなったそうで、大西は4人の楽屋に入りびたっている、とのこと。寂しくなった岡崎がその楽屋を訪れる……というなんともほほ笑ましいエピソードも明かされた。

 大西と岡崎からMCのバトンを受け取るとSpeciaLは2年ぶりのライブだと言い、今日、このステージに立てていることについて感慨深げな様子を見せた。続くステージではSpeciaLを中心とした構成に。個性や得意とするパフォーマンスを見せるステージをそれぞれが展開。ファンを沸かせた。岡崎と大西もしっかりと個性を見せていく。大西はその一挙手一投足に歓声が上がるような演出でファンの心をつかんだ。

 終盤にかけてはポップな楽曲が続く。大西、岡崎、SpeciaL、渡辺惟良、上原剣心、高橋奏琉、小山十輝、高橋曽良、小久保向一朗、岡橋亮汰による『PUSH』(WEST.)では華やかな衣装でクールなパフォーマンスで魅了した。

 最後のあいさつでは、まず岡崎が黄色のペンライトに染まった会場を見て「やっぱり黄色よね」とニコリ。そして、「こうして無事に初日があけられて本当にうれしいです」と思いを伝えた。「初日が明けるまでに、僕だと舞台の稽古も入ってきてリハの日数もそれに合わせてもらったりだとか、本当にいろいろご迷惑をおかけして。でも今回のセトリは僕と風雅のわがままをいっぱい実現していただいていて」と衣装の希望なども細かなところも応えてもらったことに感謝を伝えた。そして、もちろんファンに向けても。「何より開催できたのは、みなさんが来てくれたからで、本当にこんなにたくさんの人が僕たちを見に来てくれるんだと思うと、1曲目からほんまにうるっときちゃって」と心のうちを明かした。「この感謝をコンサートで返していけているのか、って思うと分からないですけど、本当に今後も僕から幸せをお届けしたいな、と思います」。

 大西は「最高だった!」「めっちゃ盛り上がって、こんないいライブあるんや、ってうれしく思ってます」と充実の表情を見せた。そしてファンに向けても「ほんまにありがとうって思ってるし、何をするにもファンの人がどうやって反応してくれるかな、とか。自分の生きる意味っていうのは僕からも皆さんに与えられたらいいな、ってすごく思うんですけど。僕もここじゃないとあんまり生きていけへんな、っていうのがあるんで」と真剣な表情で語った。

 また、ここでもSpeciaLとの関係に触れ、いろんな人に支えられていることについても優しげな表情を見せた。そして、「こんな景色見せてくれると思ってなかったし、マジ最高でした。これからも誇れるファンやし、僕も誇ってもらえる人間になっていきたいと思うし、これからも応援よろしくお願いします」と伝えた。

 最後まで、「楽しかった!」とかみ締めるように何度も口にしていた大西と岡崎。ラストは2人手をつなぎ、「ここはね、せっかくなんで」と言い、会場とともに「俺たちがふがこた!」の大合唱で締めくくった。「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」は、30日まで同会場で全9公演行われる。

※岡崎彪太郎の「崎」の正式表記はたつさき。
※高橋曽良の「高」の正式表記ははしごだか。

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