柄本明が22年ぶり2クール連続放送TVドラマに出演 「半沢」悪人から「月9」で好々爺に一転
上野樹里が主演を務め、フジテレビ系の月9ドラマとして初めての2クール連続放送となる「監察医 朝顔」の第2シーズンで、第1シーズンに続き柄本明がレギュラー出演することが決定。11月2日からスタートすることも決まった。法医学者と刑事という異色の父娘を描く物語にさらなる注目が集まりそうだ。
「監察医 朝顔」月9ドラマ初めての2クール連続放送 11月2日にスタートへ
上野樹里が主演を務め、フジテレビ系の月9ドラマとして初めての2クール連続放送となる「監察医 朝顔」の第2シーズンで、第1シーズンに続き柄本明がレギュラー出演することが決定。11月2日からスタートすることも決まった。法医学者と刑事という異色の父娘を描く物語にさらなる注目が集まりそうだ。
本作は、同名漫画作品を原作に、ドラマ化をするにあたって大きくアレンジをしたヒューマンドラマ。上野が演じる主人公の万木朝顔は、神奈川県にある興雲大学の法医学教室に勤める法医学者で、法医学者とは事件性の疑いの有無にかかわらず死因不明の遺体の死因を究明することを職務としている医師だ。朝顔は、東日本大震災で母を失ったのみならず、遺体すら見つからないという癒しようのない悲しみを抱えており、その悲しみ故に朝顔には、遺体を「どうして亡くなってしまったのか分からない“不詳の死”にはけっしてさせない」という揺るぎのない信念を持ち、誰よりも懸命に、真摯に遺体に向き合っていく。
一方、朝顔の父・万木平(時任三郎)はベテラン刑事だ。2019年7月~9月放送の第1シーズンでは、平と同じ刑事の桑原真也(風間俊介)との結婚や、一人娘のつぐみ(加藤柚凪)の誕生を経て、癒やしようのない悲しみを少しずつ乗り越えていく父娘の姿を紡ぎ上げていった。第1シーズンの放送が始まると、視聴者から絶大な支持を集め、視聴率では2019年夏クール放送の連続ドラマでトップを獲得。放送終了後には、続編を望む声や称賛がフジテレビに1000件近く寄せられ、この秋、月9ドラマとしては33年の歴史の中で初めての2クール連続放送で、「監察医 朝顔」が帰ってくることになった。
第1シーズンのラストで、悲しみは完全に癒えずとも前へ一歩踏み出し、母の実家があり、母が被災した東北の海辺の街を再び訪れることができた朝顔。その翌年の5月を舞台に本作は始まる。変わることなく、興雲大学法医学教室で法医学者として働く朝顔。父の平も変わらず、野毛山署強行犯係で刑事として働き、時間があれば東北に向かい妻の遺体を探していた。夫の桑原は神奈川県警捜査一課で多忙な日々を送り、娘のつぐみは最近になって「弟が欲しい」と朝顔たちにこぼしている。朝顔たちの日常は、これからもずっと同じように続いていくと思われた中、とあることがきっかけで朝顔は、平の代わりに母の遺体を探すため一人で東北の地を訪れることになり、新たな物語が幕を開ける――。