ピクサー最新作『私がビーバーになる時』26年春に日本公開 “もしもの世界”を描く感動作

ディズニー&ピクサーの最新作『私がビーバーになる時』(原題:Hoppers)が、2026年春に日本で公開されることが28日に発表された。本作は『インサイド・ヘッド』や『リメンバー・ミー』など、数々の“もしもの世界”を描いてきたピクサーが新たに挑む“動物たちと話すことができる世界”を舞台にした感動作となる。

映画『私がビーバーになる時』のポスタービジュアル【写真:(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】
映画『私がビーバーになる時』のポスタービジュアル【写真:(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】

人間の少女が動物ロボットに意識転送し冒険する“もしもの物語”

 ディズニー&ピクサーの最新作『私がビーバーになる時』(原題:Hoppers)が、2026年春に日本で公開されることが28日に発表された。本作は『インサイド・ヘッド』や『リメンバー・ミー』など、数々の“もしもの世界”を描いてきたピクサーが新たに挑む“動物たちと話すことができる世界”を舞台にした感動作となる。

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 主人公は動物好きの少女・メイベル。科学者たちが発明した、人間の意識をリアルなロボット動物に転送する技術“ホップ(※意識転送)”を使って、メイベルがビーバー型ロボットに“ホップ”し、動物たちの世界で冒険を繰り広げていくという物語だ。

 このたび解禁されたティザーポスターと特報映像では、研究者たちの反対を押し切り実験に参加したメイベルが、もふもふのビーバーとなって目を覚まし、森の動物たちの声が理解できるようになる様子が描かれている。空を飛ぶトンボや木の上の小鳥たちと会話できることに喜ぶメイベルだったが、森の中で仲間のビーバーがクマに食べられそうになる場面に遭遇。助けようとしたメイベルに対し、仲間から「なんでとめるの?これがルールだよ」と諭され、動物たちの世界の価値観に衝撃を受ける展開が映し出されている。

 監督・脚本を務めるのは、映画『インサイド・ヘッド』でストーリーボードアーティストを担当し、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したダニエル・チョン。彼は本作の制作にあたり、ビーバーが暮らす国立公園を訪れたり、自然環境に設置された動物ロボットによる生態調査のドキュメンタリーを参考にするなど徹底したリサーチを行った。その中でも、最も大きなインスピレーションを受けたのが、高畑勲監督によるスタジオジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』だという。

 チョン監督は本作について「ピクサーは、今まで魚の視点や動物の視点からさまざまな《もしもの世界》を描いてきました。本作では人間と動物の二つの視点を同時に描くという非常にユニークな手法で、新たな《もしもの世界》を生み出します」と語っている。

 制作は『インクレディブル・ファミリー』のニコル・パラディス・グリンドル。配給はウォルト・ディズニー・ジャパン。『私がビーバーになる時』は、ピクサーが描く“動物たちと話せる世界”を舞台に、少女の冒険と心の成長、そして新たな感動を届ける作品となる。

次のページへ (2/2) 【動画】映画『私がビーバーになる時』特報映像
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