格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン）の前日公開計量が26日、都内で行われた。メインカードで4年ぶりに激突する朝倉未来（33＝JAPAN TOP TEAM）とクレベル・コイケ（35＝ボンサイ柔術）は両者クリアした。朝倉は引き締まった身体で「準備万端です。明日はすごい試合にします」とマイクし、ファンにアピールした。

　契約体重66.0キロを朝倉はジャストでクリア。クレベルは65.85キロでクリアした。朝倉は小さくガッツポーズしてファンの声援に応えると、その場で軽くシャドーをする余裕を見せた。クレベルは人差し指に軽くキスすると、天に向かって大きく突き上げた。

　その後両者は約12秒間フェイスオフ。互いにまばたき一つせずにらみ合い、最後まで視線を外さなかった。

　朝倉はファンに向かって「準備万端です。明日はすごい試合にします。楽しんでください」と短くコメント。クレベルは「絶対に勝ちます」と力強く呼びかけ、会場からは大歓声が起こった。

　前回対戦は21年6月の東京ドームで開催された「RIZIN.28」。当時はクレベルが朝倉を三角締めで失神させ、2R一本勝ちしていた。榊原信行CEOは勝者が現フェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフの次期挑戦者の有力候補となることを明言している。両者はキャリアを大きく左右する一戦を明日に控え、集中を高めていた。