ボイメン、10周年シングルのMVは「キングダムみたい」 ドローン用いて壮大なロケ敢行
結成10年で環境は大きく変化「めちゃくちゃ変わった」
――リリースイベントも配信ライブが中心になっていますね。
辻本「お客さんいないからテンションが難しいよな」
水野「でも、『9人で歌っているところを久しぶりに見た』『1曲目は涙が出た』とか色んなコメントをいただきました。ちょっとずつ慣れてきたよね」
小林「ダンスリーダーである平松(賢人)が稽古の段階から『ボイメンは全力で熱く行こう!』『配信だけど思いを伝えよう』と的確に言ってくれて。『Oh Yeah』初披露の時には、熱が入りすぎた辻本の喉が落ちサビでぶっ飛ぶという伝説も生まれました(笑)」
――ダイナミックな世界観のMVも公開されました。
水野「ドローンを使って撮影して、壮大なMVになったと思います。日本じゃないみたいなロケーションでした」
田村「『キングダム』みたいな感じだったよね」
水野「……『キングダム』にそんなシーンあったっけ?(笑)」
辻本「巨大な池の横の、落ちそうなところで歌ったりして……」
水野「あの断崖絶壁ね。僕、めちゃくちゃ高所恐怖症で……。でも高所恐怖症じゃないメンバーでも普通に怖いって言ってました」
辻本「転んだだけで死んじゃうような……」
水野「ぬかるんでて、ビルの8階くらいの高さで、命綱なしで立って歌ってたんですよ!」
辻本「しかも足場が岩なので、ツルツルしてて」
水野「だからみんなふざけなかったです。めちゃくちゃ危ないってわかってたから。ふざけて『ウエーイ』とかやってたら、たぶん一生の亀裂入るもんね(笑)」
辻本「1日かけて撮影したんですけど、雨も降っていたので雨待ちとかもあって。日が落ちるまでに撮らないといけないカットが結構あったので、集中して撮りましたね」
――10周年にふさわしいMVに仕上がっていますね。結成当初と大きく環境が変わったと思いますが、いかがですか。
田村「めちゃくちゃ変わったよね。1番最初のMVはデジカメみたいなやつで撮ったんです」
辻本「結婚式の記念ビデオを撮っている人が撮ってくれたMVね。でも『MVっぽい』ってみんなで喜んでたね」
田村「あとは真っ白な空間でただ踊るとか」
水野「真っ白な空間なのに真っ白な衣装でね」
辻本「1日中ロケやって、夜の8時からMV撮影もあったな」
小林「『帰ってきたらダンスシーン撮るから踊ってね』って言われてね(笑)」
辻本「その前に2800メートル級の山を登るロケをしてて。でも、それもいい思い出です!」
(後編に続く)