【RIZIN】38歳・扇久保博正、1年半ぶりの刈り込みで覚悟 悲願のベルト獲得へ「1戦1戦最後のつもりで」
格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナ)の試合前記者会見が25日、都内で行われた。ホセ・トーレス(32=米国)とフライ級トーナメント1回戦で激突する優勝候補の扇久保博正(38=THE BLACKBELT JAPAN)は、「1戦1戦最後のつもりでやる」と覚悟を語った。

大会前には平良達郎とスパーリング「負けてない部分もいっぱいある」
格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナ)の試合前記者会見が25日、都内で行われた。ホセ・トーレス(32=米国)とフライ級トーナメント1回戦で激突する優勝候補の扇久保博正(38=THE BLACKBELT JAPAN)は、「1戦1戦最後のつもりでやる」と覚悟を語った。
2021年に「RIZINバンタム級JAPANグランプリ」を制した扇久保。前王者・堀口恭司のUFC再挑戦により空位となっているフライ級のベルト獲得を目指し、トーナメントに参戦する。「トーナメント全体を通してどういう風に過ごしていけばいいのかっていうのはたくさん経験してきた。長期間になるんで、メンタルコントロールっていうのも大事ですね。フィジカル的なけがとかも色々これから出てくると思う。そこをどういう風に乗り切れるかっていう勝負になってくるかなと思います」とすでに先を意識している様子だった。
対戦相手のトーレスについては「タフで組み技もすごい強くて穴がない選手だなっていう印象」と評価したうえで「似たファイトスタイルなんで、フルラウンドやるつもりではいるんですけど、フィニッシュ狙っていきたいなと思います」と意気込んだ。
大会前には、同門のUFCファイターである平良達郎(22=THE BLACKBELT JAPAN)とスパーリングを行ったという。「彼の格闘技への向き合い方とか、自分がまだ全然できるって言ったら変ですけど、負けてない部分もいっぱいあるなっていうのも感じました」と大きな影響を受けたことを明かした。
「THE BLACKBELT JAPANのエースはまだ自分だと思っている」とプライドを示した扇久保。髪には23年12月のジョン・ドットソン戦以来となる「THE(鶴屋浩エンターテインメント)」の刈り込みを入れ、「RIZINフライ級をUFCフライ級を超える階級にしたい」と強い覚悟を明かした。
最後に「もう38歳なんで。現役をあと10年、20年とかできるわけじゃないんで、もう1戦1戦最後のつもりで」と語った目はすでにトーナメントの頂上を見据えていた。
