吉沢亮、『国宝』撮了時は「感情がぐちゃぐちゃ」 横浜流星駆け付けるも「あまり覚えてない」

俳優の吉沢亮が25日、都内で行われた映画『国宝』(公開中、李相日監督)の特大ヒット記念舞台あいさつに、李監督とともに登壇。クランクアップ時の心境を振り返った。

特大ヒット記念舞台あいさつに登壇した吉沢亮【写真:ENCOUNT編集部】
特大ヒット記念舞台あいさつに登壇した吉沢亮【写真:ENCOUNT編集部】

背中の入れ墨は描くのに4時間「夜の2時くらいに入って」

 俳優の吉沢亮が25日、都内で行われた映画『国宝』(公開中、李相日監督)の特大ヒット記念舞台あいさつに、李監督とともに登壇。クランクアップ時の心境を振り返った。

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 小説家・吉田修一氏の同名作品を映画化。歌舞伎役者の世界を舞台に、人間国宝となる主人公・立花喜久雄(吉沢)の人生を描いた。公開から49日間での観客動員510万人、興行収入71.7億円(7月24日時点)を突破し、興行収入100億円に手が届く勢いを見せている。

 吉沢は「公開から1か月半がたち、今もたくさんの人にこの作品を愛していただいて、熱が冷めない状態が続いていて、非常にうれしいなと思っています」と笑顔を見せ、この反響には「本当に感謝しかない。数字はあまり想像の付く範囲じゃないので『すごいな』という感じですが、見ていただいた方からは、この作品を集中して見てくださったのが伝わる熱い感想をいただいています。それに、どの現場に行っても『国宝』見たよ』と言っていただいて。本当にすごい広がりになっているんだなと、肌で感じる日々です」と感謝した。

 この日は、観客から寄せられた質問に答える企画を実施。「背中の入れ墨は毎回描いていたのか」という質問に対しては、まず李監督が「精巧なシールか、描くの2パターンがある」と答え、描いた場合の時間を吉沢が「描くと4時間かかっていました」と明かした。

 さらに「夜の2時くらいに入って。描いていただいている間はベッドに寝そべっているわけですが、動けないので首がバキバキになる。なかなか大変な時間でしたが、すごくすてきな入れ墨を描いていただいて、うれしかったです」と喜んだ。全体の80%は実施に描いていたそうで、吉沢は「着物を着た状態で、ちょっとだけ(入れ墨が)見えるってとき『これシールでよくない?』って瞬間も描いたりしていたので、大変でしたね」と本音を漏らしていた。

 続いての質問は「クランクアップのときの心境」。吉沢は「味わったことのない複雑な感情。今までは、大変な作品をやったら『解放された!』と達成感が強かった。今回は達成感ともさみしいってのも違う。いろいろな感情がぐちゃぐちゃになって、『なんか涙出が出そう』っていうすごく不思議な感覚だったのを覚えています。あと、クランクアップしたときって、いつも一言か二言話すんですが、何もちゃんとした言葉が出てこなくて、『しどろもどろなクランクアップのあいさつは初めてだな』ってことを覚えていますね」と回顧した。

 また、クランクアップ時は、共演の横浜流星が駆けつけてくれたそうで、司会者から話した内容を尋ねられると、吉沢は「多分話したとは思うんですけど、あまり覚えていない(笑)。でも、1年半稽古を積み重ねてきたので『いい作品になるといいね!』って感じの言葉を交わしていたと思います」と口にした。

 舞台あいさつには、主題歌を務めたKing Gnuの井口理、音楽家の原摩利彦も登壇した。

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