水谷豊、『相棒』初期の杉下右京は“嫌なやつ” ロケ中も「みんな寺脇のほうに行く」

俳優の水谷豊が24日、都内の丸の内TOEIで行われた映画『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』の上映前舞台あいさつに、寺脇康文とともに登壇。『相棒』シリーズの初期を振り返った。

上映前舞台あいさつに登壇した水谷豊【写真:ENCOUNT編集部】
上映前舞台あいさつに登壇した水谷豊【写真:ENCOUNT編集部】

役衣装で17年ぶり“相棒”登壇

 俳優の水谷豊が24日、都内の丸の内TOEIで行われた映画『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』の上映前舞台あいさつに、寺脇康文とともに登壇。『相棒』シリーズの初期を振り返った。

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 この日の舞台あいさつは、丸の内TOEI閉館に向けたプロジェクト「さよなら 丸の内TOEI」の一環として開催。2人がそろうのは、2008年5月に同作が封切りされ、1か月で動員300万人のヒットを記録したことを記念して行われた「丸の内TOEI 凱旋舞台あいさつ」以来17年ぶりとなった。

 役衣装に身を包んだ2人がステージから登場すると、観客からは歓声が。そして、水谷が「みなさん、ようこそ相棒ワールドに。警視庁特命係・杉下右京です」とあいさつすると、「右京さーん!」と観客が沸いた。続く、寺脇も「亀山薫です!」と役名であいさつし、盛り上げた。

 17年ぶりに登壇した心境について、水谷は「『相棒』が始まってシリーズになって、我々の夢と目標として、シリーズから映画を作りたい想いがあった。17年前、ここに立ったとき感動しましたね。夢が実現したんだって」としみじみ。寺脇も「こんなに大きいスクリーンで見られることには感動しました」と共感した。

 また、作品を振り返る中で水谷は「始まったばかりの頃は、右京って嫌なやつでしたよね」と切り出し、「ロケをしていたときも、みんな寺脇の方に行ってこっちには来なかった。ちらっと見てみんな行っちゃう。関わりたくないって雰囲気がちょっとありましたね」と振り返った。これに寺脇は「確かに、今も『水谷さんってああいう感じなの?』って言われることあります(笑)」と明かしていた。さらに『相棒』の中では、西田敏行さんとの共演も。水谷は「西田さんのことは長い間存じ上げていた。この『相棒』の劇場版ワンで初めて2人でお芝居をして。1回だけでしたが、ご一緒できてよかった」と回顧した。

 最後に、27日で閉館する同劇場への想いを尋ねられた水谷は「どなたかが仰っていた名言に『記録よりも記憶に残る』とありました。丸の内TOEI、そして『相棒』が、皆さんの記録よりも記憶に残っていただければと思っています。今日もありがとうございました」と感謝し、イベントを締めくくった。

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