野口聡一氏、映画イベントでボケ連発 マユリカ中谷との漫才のようなやり取りで学生沸かす

宇宙飛行士の野口聡一氏が23日、東京・一ツ橋の共立女子大で行われた映画『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)の大学生限定トークイベントに、日本語版声優を務める清野菜名、松山ケンイチ、野呂佳代、マユリカ中谷とともに出席した。

イベントに出席した野口聡一氏【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した野口聡一氏【写真:ENCOUNT編集部】

映画『星つなぎのエリオ』の大学生限定トークイベント

 宇宙飛行士の野口聡一氏が23日、東京・一ツ橋の共立女子大で行われた映画『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)の大学生限定トークイベントに、日本語版声優を務める清野菜名、松山ケンイチ、野呂佳代、マユリカ中谷とともに出席した。

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 本作は、宇宙が大好きで孤独を抱える少年・エリオが、さまざまな星の代表が集う“コミュニバース”に招かれ、孤独なエイリアンの少年・グロードンと出会い、ありのままの自分を受け入れていく姿を描く感動のファンタジーアドベンチャー。野口氏は主人公のエリオが宇宙に憧れるきっかけとなる天文学者で作家の故カール・セーガン博士の日本語版声優を担当した。

 作品の内容にちなみ、自分らしさを愛する秘けつを聞かれた野口は「私の講義の番になったので、50分くらいで収めます」と冗談を言って中谷から「長いな!」とツッコミを浴びつつ、「学生のみなさんが自分らしさをアピールしないといけない苦しさがある年代だと思うんですね。自分らしさを探す中で、他人との違いや、他人と比べてどうかというところに目が行ってしまうと苦しい。他人と比べてどうではなくて、自分のこれがいいと思っていることに価値があるんだと。(自分を)信じられるかどうかだと思います」と熱く語った。

 さらに「僕たちは子どもの頃から他の人から見てどうだとか、目に見えない普通というものに対して自分が上か下かということを強いられてきているんですけど、そこから早く抜けた人ほど幸せになれると思います。みなさん、今のままですでに価値があるというところに気持ちがいけば、それが自分らしさなんじゃないかなと思います」とアドバイスを送り、学生から拍手を浴びた。そして中谷も「僕にもブッ刺さったんですけど」と目を輝かせた。

 また、星と星をつなぐ夢のような場所“コミュニバース”に1つだけ持っていけるなら、何を持っていきたいか尋ねられた野口氏は「これ(質問)は宇宙飛行士あるあるで、火星に行くのに1個だけとか、いろんなバージョンがあるんですけど、コミュニバースにはなんでもありそうで、重力もちゃんとありそうなので、1番持っていきたいのは自分に合った枕です。やっぱり寝るのは大事」と答えて俳優陣の関心を引きつつ、「それ以外だと(中谷が答えた)たこ焼き器。たこ焼きを出されて怒る宇宙人はいない」とコメントして会場の笑いを誘った。

 孤独を知る若い世代の方々へ、応援メッセージを求められた中谷は、1人で大雪の東北を旅行した際に、レンタカーが河川敷から落ちそうになったことがあったという過去を明かし「泣きながらJAFに連絡して助けてもらったんですけど、JAFのおっちゃんも優しかったですし、旅館の人たちも優しくしてもらって、あのときは孤独で死ぬかと思いましたけど、周りの人は温かいなと思ったので、周りにヘルプすることが大事じゃないかなと思います」と語った。

 学生から中谷へ「宇宙のような初めての場所で1人取り残されたらどうしますか?」と質問が飛ぶと、中谷は「東北の雪道で泣きじゃくったので、泣きながら『助けてー!』っていうと思います」と返答。

 これに野口氏は「すぐにJAFが打ち上がると思います。年会費払ってますよね。じゃあJAFがポーンと」とボケて笑わせ、中谷から「宇宙まで!? すごい費用をかけてくれるやん」と突っ込まれるなど、漫才コンビのようなやり取りを見せ、学生を沸かせた。

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