おぎやはぎ、60年前の名車を大絶賛「ここから始まるみたいなところがある」 専門家のデザイン解説に納得
お笑いコンビ・おぎやはぎ(矢作兼・小木博明)がMCを務めるBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(土曜午後9時)が19日に放送され、4月に開催された「オートモビルカウンシル2025」を訪れ、カーデザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏の足跡をたどった。

『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』
お笑いコンビ・おぎやはぎ(矢作兼・小木博明)がMCを務めるBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(土曜午後9時)が19日に放送され、4月に開催された「オートモビルカウンシル2025」を訪れ、カーデザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏の足跡をたどった。
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会場では「世界を変えたマエストロ」と題された特別展示が行われ、ジウジアーロ氏が手がけた代表作10台が一堂に会した。かねて「大ファン」を公言するおぎやはぎは、ジウジアーロ氏側に正式に取材オファーを試みたが、断られたという。これに小木は「え~キライになっちゃうわ~」と落胆。
それでも、おぎやはぎは「取材は断られたが語らせてほしい」と、ゲストに日産自動車で「セフィーロ」「プレセア」「グロリア」などのデザインを手掛け、アウディでも活躍した世界的カーデザイナーの和田智氏を迎え、ジウジアーロ氏のデザインの神髄に迫った。
ジウジアーロ・デザインの代表作でも、ひときわ注目を集めたのは、1965年登場のアルファロメオ「ジュリア スプリントGTA」。ジウジアーロ氏が20代の徴兵中に軍のキャンプでデザインを完成させたという出世作モデルだ。矢作は「アルファロメオ好きは全員欲しい車」、小木も「ここから始まるみたいなところがある」とコメントした。
和田氏は「名車中の名車なので、僕が何か言うのはマエストロ(ジウジアーロ氏)に申し訳ない」と前置きしながらも、デザインの意図や当時の革新性を解説。「タイヤの位置づけ、キャビンの位置、Aピラーの角度、Cピラーの角度というクルマの基本構成のバランスが当時としても抜群に素晴らしい」と絶賛する。
さらに、和田氏は車体フロント部分の角(コーナー)に着目。「この丸み(凸方向)とインバース(ネガティブな凹み部分)が入った面のバランスに性格が出ている」と評し、同様に「ここはちょっとエッチ」とリアのコーナーを指し「ほぼ球に近い。デザイナーの隠し味が詰まっている」とコメント。これには、小木も「分かるわ、たしかに」と納得していた。
