大病から奇跡的回復 83歳・ささきいささお、復活ライブで『宇宙戦艦ヤマト』を歌い上げ「自分は誰かに生かされている」
歌手ささきいさお(83)が20日、東京・Zepp Hanedaで『デビュー65周年記念~仲間と祝う復活祭~』と題したライブを開催した。ささきは今年1月に大病で入院したが、2月末に退院して奇跡的に復活。4月末にステージ復帰を果たし、この日も約2000人を前に「アニソン界の大王」の健在を示した。

1月に「間質性肺炎急性増悪」で緊急搬送、一時は危険な状態に
歌手ささきいさお(83)が20日、東京・Zepp Hanedaで『デビュー65周年記念~仲間と祝う復活祭~』と題したライブを開催した。ささきは今年1月に大病で入院したが、2月末に退院して奇跡的に復活。4月末にステージ復帰を果たし、この日も約2000人を前に「アニソン界の大王」の健在を示した。
ルーチェ、パンサー、コブラにシェビーバン…怪談界レジェンドのレアな愛車たち(JAF Mate Onlineへ)
ささきは、大ヒットアニメの主題歌『宇宙戦艦ヤマト』のアカペラでステージに登場。歓声と拍手を受けながらの歌唱後、笑顔であいさつした。
「病気をしてからというもの、自分は誰かに生かされているんだと感じるようになりました。今日は応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちを込めて歌います」
続けて『真赤なスカーフ』『ヤマト !! 新たなる旅立ち』と、『宇宙戦艦ヤマト』の関連2曲を歌い上げた。
この他、2022年に死去したアニソン界の帝王・水木一郎さんをしのんで、水木さんの『キャプテンハーロック』を披露。さらにささき、水木さんと「アニソン御三家」と言われた子門真人の『およげ !たいやきくん』も歌い、観客を魅了した。
この日は、アニソン仲間の堀江美都子、影山ヒロノブ、遠藤正明、速水けんたろうらがゲスト出演。それぞれの代表曲などを歌い、ささきの65周年を祝った。仲間たちからのエールも受け、ささきは「これからも自分の好きなように生きていきます!」と宣言し、名曲『マイ・ウェイ』を熱唱。アンコールでは、出演者全員と総立ちの観客と一緒に『宇宙戦艦ヤマト』を大合唱した。

ささきは今年1月、病院に緊急搬送。集中治療室(ICU)に運ばれるなど、一時は危険な状態だった。医師には、感染症などをきっかけに肺の間質と呼ばれる部分に炎症や損傷が起こり、呼吸不全などの症状が急激に進行する「間質性肺炎急性増悪」と診断された。搬送時、通常90%以上ある酸素量が50%と酸欠状態だったという。
しかし、予定よりも早く2月末に退院。医師からは「奇跡的回復」と言われたという。その後は自宅静養を続け、4月末のアニソンイベント『スーパーロボット魂 2025 東京~stage terra~』でステージ復帰していた。そして、公開中の新作映画『スーパーマン』(ジェームズ・ガン監督)の日本語吹き替え版に声優として登場。ベストアルバム『ささきいさお デビュー65周年記念 ベストコレクション』も発表しており、今後も精力的な活動を予定している。
