シダックス創業者・志太勤さんがうっ血性心不全で死去 享年90
シダックスの創業者で顧問の志太勤(しだ・つとむ)さんが、2025年7月9日午後11時13分、うっ血性心不全のため逝去した。享年90。18日、同社が発表した。

シダックス代表取締役会長・志太勤一氏がコメント
シダックスの創業者で顧問の志太勤(しだ・つとむ)さんが、2025年7月9日午後11時13分、うっ血性心不全のため逝去した。享年90。18日、同社が発表した。
志太さんは、フードサービス事業を祖業として数多くの事業を生み出し、日本のサービス産業を変革し、サービスに携わる人々の地位向上を実現。総合サービス企業 シダックスグループの礎を創り上げた。
葬儀は故人の遺志と遺族の意向により、近親者のみで執り行われた。供花・香典・弔問についても辞退しており、今後「お別れの会」が予定されているが、日時や場所は現時点で未定。
シダックス代表取締役会長・志太勤一氏は、以下のようにコメントを発表した。
「故 志太 勤は、『日本一の商売人になる』という志を抱き、1959(昭和34)年に弊社を創業、翌1960(昭和35)年に法人化しました。以来65年にわたり、多くの先達の努力が結集され、今日のシダックスグループが創り上げられました。
故人は、事業の成功と失敗、挫折もありながらも、多くのお客様を幸せにしたいという『大義』のために、そして真面目に頑張った社員の努力が還元されるべきであるという『努力還元』の理念を掲げてきました。1997(平成9)年の代表取締役社長退任後も、より良い社会の実現のために、亡くなる直前まで全身全霊で、多くの活動に取り組んでおりました。
故人が私、そして社員に常々語っていた『成功は「志」の強さで決まる』という言葉を胸に、今後とも社業の発展に努めて参りたいと存じます。生前のご厚誼、本人に成り代わりまして心より御礼申し上げます」
