TDS、5年5か月ぶりに新たな屋内ショー 「コンセプトづくりから完成まで3年」プロデューサーと演出担当が明かす制作秘話
東京ディズニーシーでは、16日からロストリバーデルタ・ハンガーステージにて新しいショー『ドリームス・テイク・フライト』がスタートする。15日、メディア向けに初公開し、プロデューサーと演出担当が取材に応じた。

演出担当は「パイロット役のミニーマウスに注目」とアピール
東京ディズニーシーでは、16日からロストリバーデルタ・ハンガーステージにて新しいショー『ドリームス・テイク・フライト』がスタートする。15日、メディア向けに初公開し、プロデューサーと演出担当が取材に応じた。(取材・文=水谷賀奈子)
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『ドリームス・テイク・フライト』は、ミッキーマウスやピート、ドナルドダック、チップとデールたちが、力を合わせて飛行機づくりに奮闘する1日を、歌やダンスでリズミカルに描く新しいステージショー。ショーの途中では、『リメンバー・ミー』のミゲルが歌声を披露したり、『ライオンキング』のダンスを披露したり、パイロットのミニーや職人たちそれぞれの夢や想いに呼応してモアナ、ポカホンタス、メリダが力強さを感じさせる歌唱で盛り上げる。
メディア向けに初公開する前に、ショーのプロデューサーの石原基成氏と演出担当の有賀美智氏が囲み取材に出席。
石原氏は「このショーのコンセプトづくりから完成まで、3年かかりました。『どんなコンセプトにしようか』と議論を重ねに重ねてできあがったショーです。“夢を持つことの大切さ”、“チームワーク”もそうですが、“一人ひとりの力のすごさ”を実感しました。キャラクターの魅力、洗練されたパフォーマンス一つひとつに注目していただきたいです」とアピール。
また、有賀氏は見どころについて「全部なのですが、強いて言うのであれば」と前置きし、「パイロットという役柄でミニーマウスが出演している点です。さらに、メリダやモアナ、ポカホンタスといった、自分の力で勇敢に道を切り開いたキャラクターたちと一緒になることでミニーのシーンの深みが増していると思っています。男女問わず、注目していただきたいシーンです」と自信を見せた。

『ドリームス・テイク・フライト』は屋内でのショーとなっている。
有賀氏は「照明の効果やエフェクター、LEDを使用しています。屋外とは違う演出を楽しめるかと思います」と屋内ショーならではの演出を紹介。続けて、石原氏が「劇中に停電のアクシデントが起きてしまうシーンがあるのですが、電気技師という役割を持っているマックスのコスチュームに電飾が流れる演出もあります」と続けた。
さらに、有賀氏は「どうすれば飛行機工場らしくなるのかという点です。リアルにみんなが飛行機を作っている過程を描くという展開に、プロデューサーたちの思いを乗せて、希望の物語になるよう意識しました」とこだわった点を明かした。
『ドリームス・テイク・フライト』の上演時間は約25分で、1日4~5回の上演を予定している。ハンガーステージでのショーの実施は、2020年2月28日(金)に公演を終了したため、5年5か月ぶりとなる。
