藤原竜也、『バトル・ロワイアル』爆破シーンもスタントなし「よく自分でアクションを含めてやれたなと」

俳優の藤原竜也が15日、都内で行われた、さよなら丸の内TOEI『バトル・ロワイアル』上映前舞台あいさつに登壇した。

舞台あいさつに登壇した藤原竜也【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した藤原竜也【写真:ENCOUNT編集部】

「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環として行われた舞台あいさつ

 俳優の藤原竜也が15日、都内で行われた、さよなら丸の内TOEI『バトル・ロワイアル』上映前舞台あいさつに登壇した。

 65年続いた映画館「丸の内TOEI」閉館に伴い、現在行われている「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環として行われた本舞台あいさつ。2000年に公開された『バトル・ロワイアル』は、深作欣二監督がメガホンをとった。

 そんな作品で主演を務めた藤原は「深作監督と出会わせてもらった作品。映画の厳しさと楽しさを経験させていただいた」と自身にとって大きな映画だったことを明かすと「深作監督は、17~18歳の自分に深作組の主演を与えてくださり、すごく深く向き合ってくださいました。時に褒められ、時に細かい内面的な、数ミリ、数センチの感情のズレを指摘してくれたりしました」と深作監督への感謝を述べる。

 近くで爆破が起こるシーンなども、スタントなしで演じたという藤原。「当時はまだ映画というものを理解していなかったので、自分が何でもやるものだと思っていました」と語ると「東映の大泉撮影所で、生徒たちが集まって合宿のような感じで、ランニングから始まり、筋トレ、アクション練習をしました。なんでこんな大変なことをさせられるんだろうと思っていました」と当時を振り返る。

 さらに藤原は「いまから考えるとよく自分でアクションを含めてやれたなと。いまだったら、できればアクション部の方にやっていただきたいですからね」と話して、客席を笑わせていた。

 改めて藤原は深作監督との出会いについて「ありきたりで申し訳ないですが、宝ものです」と語ると「深作監督のことは今でも強く残っています。若いころ深作組に参加できたことが、これからも財産として残ると思います。もっとご一緒したかったです」と熱い思いを語っていた。

 映画『バトル・ロワイアル』は、中学生たちが殺し合いを行うというセンセーショナルな内容で、物議をかもした高見広春の同名小説を、映画『仁義なき戦い』などの深作欣二監督が映画化した青春バイオレンスアクション映画。

 イベントには、深作欣二監督の息子で、本作で脚本を務めた深作健太氏も参加した。

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